現在2000人待ちで新規予約のとれない、若きカリスマヒーラーyujiさん。彼の実測でいうと、本来の宿命から外れて、人生の選択ミスをしている人の割合は、なんと99.2%! また、星座によって、宿命の見つけ方や自分らしい道の切り拓き方が異なるそうです。『本当の人生を引き寄せるスピトレ 乙女座 yujiの宇宙会議』(税抜・450円)では、乙女座でジュエリーブランド「HASUNA」Founder&CEO・白木夏子さんをゲストに迎え、乙女座の特徴や運命を踏まえながら、自分らしい道の切り拓き方や生き方のヒントを紹介しています。今回はその中から、一部をお届けします。
乙女座の幹は「整える」
yuji 白木さんはお仕事をする上で、星占いや数秘術など論理では説明できない右脳的なものを取り入れることはありますか?
白木 取り入れています。星占いはけっこう好きで見てしまいますね。
ジュエリー業界は、パワーストーンのようなスピリチュアル的なものと、そうではないジュエリーとでは、マーケティングやブランディング、百貨店での取り扱いなどがまったく異なってきます。私が経営しているジュエリーブランドHASUNAは、スピリチュアルではない方向でブランディングしようと起業時から決めてました。
みなさんは、ジュエリーの素材がどこから来ているのかご存じですか? 多くがペルーやインド、パキスタンのような発展途上国で石を採掘しているのですが、そこには紛争問題や貧困問題などいろいろな課題があります。そのことについて大学時代に勉強していたので、起業するにあたり、生産者も身に着ける人もみんなが幸せになるジュエリーを作りたいという思いがありました。その思いを伝えるには、科学的に説明できたり論理的な裏付けのある説明ができるような経営方法がよいのではないかと思い、HASUNAのブランディングをやってきました。
具体的には、生産者や鉱山労働者など貧困状態にある人たちの生活を改善するために、子供が働いていない鉱山を選んだり、環境に配慮をして採掘している鉱山から選んだりと、エシカル、つまり人間的倫理や道徳を守りながら作っています。
それと同時に、昔から石やアクセサリーが大好きで、石や海岸の貝殻などを拾っては家に持ち帰っていました。母がファッションデザイナーだったので、母からやり方を教わって、貝殻に穴をあけてネックレスにしたりすることを遊びの延長で行っていました。そうやって石を触っているうちに、「この石、なぜか気持ちいいな」「この石はなんか嫌だな」という感覚があったんですよね。
yuji 昔からそういう素養はあったんですね。
白木 あったんだと思います。でも、当時はみんながそういう風に感じると思っていたんですよね。空間や石に対して、気持ちいい、悪いと感じるのは、どうやら私だけらしいと気がついたのは10代の頃でした。
なので、自分でアクセサリーを作ったり石を手に入れたりする時は、自分で触って「いいな」「好きだな」と思う石を選んでいました。「なんか気持ち悪いな」と感じるものを持っていると、本当に気持ちが悪くなることも度々あったんです。例えば、紛争があったり、森林破壊をしていたりするところから来る石は、何かがあるような気がしているので、自分が作るジュエリーは、どこから運ばれてきて、誰が携わっているかを透明化しておきたいという気持ちが芽生えました。
この感覚は、実は人に対してもあります。仕事をする中で「この人、何か変な感じがするな」「取引するのやめようかな」と思う人に時々出会うんです。起業したての頃は、取引してくれるだけでもありがたいので、気にせずに一歩踏み出していました。でも「少し変な感じがするけどいいか」という気持ちで契約すると、後々うまくいかないことがよくあったので、自分が変だなと感じた時の第六感は、なるべく信じるようにしています。
yuji 僕もパワーストーンを作っていますが、白木さんがおっしゃる通り、産地はわかっても、誰が掘って、加工しているかまではわからない石がほとんどです。
ですので、石に傷があるかどうかだけでなく、僕が触れて波長がよくなかったり、少しでも気持ち悪いと感じたりする石は使わないよう、自分ができる範囲で選別しています。
僕は自分の直感で選別していますが、白木さんは、誰が掘って加工しているかを実際にトレースして、しかも現場まで行かれているのですから、コストも手間暇も膨大にかかりますよね。既存のジュエリービジネスで、その水準まで徹底してやっている方は、僕の推論ですが、そこまでいないのではないでしょうか。
でも正直な話、売り上げなどビジネスとして考えると、そこまで徹底してやらないほうがいいわけですよね。
白木 はい、全然違うと思います。
yuji ですよね。そこに手間暇をかけるのが乙女座的ですし、白木さんは、「トレーサビリティにこだわる」という使命感や正義感、倫理観、パッションで生きている方だと思います。先ほど小さい頃から石が好きだったという話もありましたので、その使命感があれば、ジュエリーでなくてもよかったとは言いません。
ただ、白木さんのキャリアを拝見したところ、デザイン系の学校に行かれてはいないですよね?
白木 母はデザイナーでしたが、デザインは独学で学びました。OLの頃、ジュエリー製作の学校に通いましたが、デザイン全般は、自分で本を読むなり美術館に行くなどして勉強したりしていました。
yuji ノウハウの部分は手探りで勉強されたんですか?
白木 そうですね。
yuji 細かい作品も多いですよね。大雑把な性格だとできないと思います。乙女座らしいです。
白木 私は月星座も太陽星座も乙女座で、なおかつ私の子供も乙女座です。乙女座はきっちりしているとよく言われますが、私自身は適当すぎる自分の性格が嫌だと思うことが多くて。
例えば、話しながら、何の話をしているかわからなくなってしまったり、紙にメモしても、その紙をどこかに置き忘れてしまったり、携帯さえもなくしてしまうことがあるので、今ではメモもクラウド化しています。
yuji メモや携帯をなくすからクラウド化しているとのことですが、そのようなトヨタ式改善のマインドがあるのが乙女座だと思います。
クライアントの乙女座の方に共通しているのですが、イライラや怒りが強い方が多い印象です。繊細なセンサーを持っていて、それを侵された時にイライラがたまったり、不条理や不公平、ルール違反をする人に対してモヤッとしたりイライラしたりするようです。具体的には、仕事に関して怒りを感じるので会社を辞めたほうがいいのか部署替えをしたほうがいいのかという質問や、彼氏のこういうところが合わないので別れたほうがいいのか、という質問が多いですね。その時には、「あなたはとても細かい紙ヤスリを持っているので、彼や上司をどうにかしたいと考えるのも大事だけど、人を変えるより自分を変えたほうがいいですよ」ということと、「会社のシステムやルールを変えることで、会社がよくなるのであれば、そちらにアプローチしたほうがよい」という話をします。
白木さんのジュエリーも、ジュエリー業界の販路に問題提起をしていますよね。そのマインドが広がったら、いろんなものにトレーサビリティが生まれて、嘘偽りのない流通や経済に近づくわけで、白木さんはその一手を投じている方だと思います。
白木 おっしゃる通り、自分が許せないものが時々センサーに引っかかってくるんです。それこそ自分の大好きなジュエリーが誰かの犠牲の上に成り立っていたらと考えると、「変えなければ」と思います。
yuji しかも、それに加担している自分がいたら、自分を許せなくなると思います。
白木 そうだと思います。「ルールをきっちり守りましょう」ではなくて、「ダメなルールを変えましょう」という気持ちなんですよね。
yuji 僕が、悩んでいる乙女座の方とお話しする際は、「整える」の「整」という字を頭に浮かべていることが多いんです。環境なのか、家庭なのか、パートナーシップなのか、お金の使い方なのか。何を整えるかは、その人によって違いますが、乙女座の幹は「整える」ことにあります。
何を整えるかについては、生きている中でいろいろなキーワードやサインが、ほっといても出てくるはずです。「親とうまくいかないんです」「兄弟仲が悪いです」という場合は、その家族関係を整えることが使命で、それにどう取り組んでいくかが、人生のミッションの場合が多いですね。
乙女座は、ネガティブなものを改善することにエネルギーを使うと、真価を発揮しやすかったり、社会で認められやすかったりします。
ですので、基盤を作る職業やそれに近い職業には、乙女座が多いと思いますよ。例えば、建築や構造設計、SE、エンジニア、数字に強いことも特色としてあるので、経理などの事務職も向いていると思います。
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続きは、『本当の人生を引き寄せる星座別スピトレ 乙女座 yujiの宇宙会議』(税抜・450円)でお楽しみください。
本当の人生を引き寄せる 星座別スピトレ
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