仙台出身であることを隠すようになった知人
車両に支援物資を詰め込み、自分たちの食料、ガソリンなども満載し、東北道で仙台へ向かった。途中、たしか福島あたりでだったか、原発の問題や高速道路そのものの損壊があり、高速を降りて一般道経由で仙台まで向かった。
仙台駅周辺につくと、意外にも平穏な様子だった。コンビニも営業していたし、スーツを着た歩行者も見かける。特に何もなかったかのような日常があった。
それもそのはず、災害のあった地域は東北の一部だ。なのに、東北全体が大変なことになっていると、僕は勝手に思い込んでいたのだ。
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移住サバイバル
東日本大震災を機に宮城県石巻市に移住した山本圭一さん。家なし、知り合いなし、文字通りゼロから始まったサバイバル生活の記録。