子どもと同じようにワクワクする方を選んで、優柔不断から卒業するワタナベ薫

新しい年が始まり、今年こそ何かを変えたい！と願う方もいらっしゃるでしょう。

人は毎日、無意識に色んなことを決めています。だからこそ「直感」を鍛えておけば、ベストな選択をできるようになり、人間関係、仕事、恋愛…そして人生が変わっていきます。直感を磨くほど、幸せになれるのです。

人生は選択の毎日。情報が溢れる今だからこそ知っておくべき、一瞬で最高の決断をする方法を、メンタルコーチで人気ブロガーのワタナベ薫さんの著書『人生が変わる! 「直感」の磨き方』から、少しだけご紹介いたします。

選択に迷うときは、「おもしろそう！」で決める

私たちは、毎日何らかの決定をしています。朝食に何を食べるのか、何を着るのか、車で行くのか、バスで行くのか、今夜の飲み会に行くのか、断るのか、お風呂に入るのか、シャワーにするのか……。

そんな小さな決定から、転職、結婚、起業、引っ越し……など大きな決定をすることも度々あります。そんなとき、選択肢がいくつかあると結構迷うものです。

あなたは、物事を決定するときに、何を重視しますか？　たとえば、新しい仕事を決める場合。安定でしょうか？　常識や周りの人々の目でしょうか？　人気の業種？　一番お金に直結するもの？　自分が今までやってきたことを活かせるもの？

決めるための条件はたくさんあるでしょう。もちろん、どれも悪くはないですし、実際に生活していかねばなりませんので、それらを考慮することは重要です。でも私がお勧めしたいのは「おもしろそうなほうを選ぶこと」です。

「わ！　なんかそれ、おもしろそう！」と思ったものは、直感が働いた答えでもあります。子どもたちの判断基準はいつもそうです。損得を考えたり、それを選んだらお金になるだろうか？　といった判断はしません。素直に、好きなほう、おもしろそうなほう、ワクワクするほうを選びます。

子どもたちは、潜在意識の扉が常に開いた状態です。しかし、歳を取るにつれて、周りの人々、特に親の価値観を刷り込まれ、いつしかその開いていた潜在意識の扉は少しずつ閉じられていきます。「おもしろそう！」「それ好きだから！」といって選んでいたのに、「これを選んだら親は喜ぶかな？」とか「将来、役立つかな？」といった、大人と同じ選択の仕方をしていくようになります。もったいないことです。

もし、あなたが何かふたつのもの、または複数のものからどれかひとつを選ばなければならないとき、「おもしろそう！」と感じたほう、「ワクワクする」ほうを選んでみてください。それは直感からの合図なのです。