テニスボールひとつで体のゆがみをセルフリセットできる方法を教える『女優やモデルのおうち習慣 テニスボールダイエット』(KAORU氏著)が話題です。
今回は本書から、KAORUさんがテニスボールダイエットに目覚めたきっかけを抜粋してご紹介します。
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あらゆるフィットネスを経てたどり着いた究極のメソッド
自他ともに認める体オタクの私。
これまでの人生で、美と健康によいといわれるあらゆるフィットネスを経験してきました。
クラシックバレエ、エアロビクス、各種ダンス、ヨガ、ピラティス、加圧トレーニング……。
日本チャンピオンになったり、指導者の資格を取ったり、ありとあらゆるダンスや運動、コンディショニングメソッドにのめり込みました。
しかし、体をゆるめてゆがみを整えることだけは、整体やマッサージや鍼(はり)など、人の手を借りないと無理だというのが実感でした。
体を整えるにはゆるめて、のばすことが大切です。
ヨガやピラティスで体を「のばす」ことはできますが、「ゆるめる」ことは自分ではできないと思っていたのです。
ところがあるとき、カナダ人のピラティスのトレーナーから、テニスボールで足裏をほぐす方法を教わりました。
するとたった1回試しただけで、気になっていた体のゆがみが取れ、足が軽くなったのです。
「この即効性はすごい! しかも自分でゆがみがなおせる!」
体オタクの私ですから、その日からは「テニスボールで体のどこがほぐせるか」を独自に研究し続けました。
そして自分のスタジオでも取り入れたところ、お客様から大きな反響をもらうようになりました。
テニスボールを使って体をゆるめる方法は、イギリスやアメリカでもピラティスのトレーナーを中心によく知られているようです。
ほとんどのフィットネスは人によって向き、不向きがあります。
そんな中、「人を選ばず全員におすすめできる!」と自信をもって言えるのが、テニスボールダイエットなのです。
大切なのは体重ではなくシルエット
ダイエットを始めるとなると、「〇月までにマイナス〇キロ!」という目標を立てがちです。
でも、がんばって3キロも4キロも体重を減らしたのに、まわりには変化に気づいてもらえなかった……。
そんな経験はありませんか?
たとえ体重が同じであっても、シルエットが変われば、まわりも驚くような美しいボディラインが手に入ります。
テニスボールを使うことで骨の向きが変わると、下腹はひっこみ、ウエストにくびれが生まれ、お尻のトップも上がり、胸がひらいてバストの位置が上がり、首が長くなって小顔になります。
さらに血流は改善、代謝もアップ。全身のシルエットは見違えるほど美しくなります。
目標にするべきは、体重を減らすことよりも、美しいシルエットを手に入れること。
目標を具体的に数値化するなら、体重ではなく、ウエストや太もも、ふくらはぎのサイズにすることがおすすめです。
〈今日のテニスボールダイエット〉
脚長と妊活に効く! 膣締めストレッチ
働きかけにくい体の深部まで刺激が届きます。
STEP1
横向きに寝ころび、股にボールをはさむ。倒れないように姿勢をキープ。
STEP2
息を吐きながら、両脚でギューッとボールを締めつける。5秒×5回。体の向きを反対にして、同じようにおこなう。
《ここがポイント! 》
・床についている手はまっすぐのばす。反対の手でバランスをとる。
・ボールをつぶしながら膣に吸い込むように意識すると、脚全体がまっすぐになり、足先が遠くまでのびる。
・息を吐いて姿勢を保つだけで、側面の筋肉が使われて安定する。
テニスボールダイエット
2020年6月11日発売の『女優やモデルのおうち習慣 テニスボールダイエット』の最新情報をお知らせします。