美容の悩みは一つではなく、その原因も様々。そのため美容法も多種多様で複雑。もはや何をすべきかわからない! そんな美容迷子たちに贈る書籍『すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34』(木村真聡著)では、最新の美容治療と正しいセルフケアがわかりやすく解説されています。
日々進化している美容治療。どんな治療を受ければいいのか迷っている方に、間違った美容法を試す前にぜひ知っていただきたい部分を抜粋しました。
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美容皮膚科の受診は、早く始めた人が勝ち。コストも時間も節約できる!
20歳を超えたら老化は加速する
「まだ早いかなと思って……」と美容皮膚科に行くのをためらっている人がいますが、エイジングケアについては、予防的に早いうちから受診するのが断然おすすめです。
20歳前後をピークに肌の老化は始まりますが、少しずつ進行していく老化現象は、自分ではなかなか気づきにくいものです。しかも、毎日鏡で見ているうちにその変化に慣れてしまい、「こんなものだよね」と諦めてしまうことになりかねません。
例えばシミやくすみなどに関しても、うっすらしたものであれば1回の治療で確実に効果を実感することができますが、濃くはっきりとしたものになるほど2回、3回と施術が必要になったり、治療後のダウンタイムも必要になってきます。もちろんその分、コストもかさみます。
特にたるみのように経年変化によるエイジングサインほど、気づいたときにはかなり進行していることがよくありますから、まだ早いかな? と躊躇(ちゅうちょ)せず、美容皮膚科の診察を受けてみてください。今必要なケアを知ることができますから。
POINT
20代は美容皮膚科受診の適齢期、
迷っているなら今すぐ受診してみよう!
肌表面のキメづくりはコスメに任せ、美容皮膚科では土台を整えるケアを
美肌づくりに欠かせないのが真皮層ケア
化粧水やクリーム、美容液など、毎日のスキンケアをライン使いしている方も多いと思いますし、さっぱりタイプやしっとりタイプなど、季節ごとに使い分けている方も多くいらっしゃると思います。化粧品によるお手入れは、クリニックでの施術効果を維持するためにも欠かせませんし、メンタルヘルスの観点から見ても有効です。
とはいえ美容皮膚科医の視点からすると、化粧品が効果を及ぼすのは、肌表面のわずか0.02ミリほどの角質層までのこと。角質層は、“肌のキメ”と言われる場所です。つまり、セルフケアはキメを整える表面的なお手入れにすぎないのです。
多くの方が悩んでいる小ジワやくすみは、角質層を形成する表皮で起こる現象ですが、年齢とともに深刻化していくたるみなどの弾力不足は、さらに奥深くの真皮層という部分で起こる現象です。弾力感やハリといった肌そのものの生き生き感を左右するのは、真皮層の状態であるにもかかわらず、残念ながらどんなに高価な化粧品も真皮層まではケアしきれないのが実情です。
美容皮膚科でのレーザー治療や、高周波などによる施術は、この真皮層へアプローチします。
真皮層が担う弾力やハリはたるみ予防にも欠かせない要素ですから、ケアすることで顔全体のシルエットを整えていくことができるとも言えるのではないでしょうか。もちろんクリニックでも化粧品が得意とする角質層のケアは可能ですが、化粧品と美容医療、それぞれの得意分野を知っておくと、エイジングケアの効果的な選択肢が増え、ムダなく美肌づくりを目指せるのだと思います。
POINT
化粧品でのケアには限界があることを知って
美容皮膚科を上手に取り入れてみる。
すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34
美容の悩みは一つではなく、その原因も様々。そのため美容法も多種多様で複雑。もはや何をすべきかわからない!そんな美容迷子たちに贈る書籍『すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34』(木村真聡著)では、最新の美容治療と正しいセルフケアがわかりやすく解説されています。
日々進化している美容治療。どんな治療を受ければいいのか迷っている方に、間違った美容法を試す前にぜひ知っていただきたい部分を抜粋しました。