新型コロナの影響で、「ステイホーム」が当たり前になった昨今。誰にも見られないからといって、自分磨きを怠っていませんか? ドキッとした方は要注意! なぜなら美人は、毎日の「習慣」によってつくられるからです。人気メンタルコーチ、ワタナベ薫さんの『美人は「習慣」で作られる。』は、愛され続ける女性になるための「習慣」が盛りだくさんの一冊。いくつかご紹介しますので、ぜひ今日から取り入れてみてください!
※この本は2014年7月に刊行されたものです。
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今こそ見直したい「三面鏡」の機能
どんなにがんばっても、自分の肉眼で自分の顔を見ることはできません。
昔、鏡と言ったら三面鏡だったような気がしませんか? 母の鏡台は三面鏡でした。いつしか三面鏡は昔ほど活用されなくなったように感じます。
そんな中、偶然に友達の家に三面鏡があり、大人になってから、久々にそれで顔を見る機会がありました。そのとき、自分の視点からは決して見ることができなかった角度の自分の横顔を見て、「どわわわわーっ! 何この顔ぉぉぉぉ~っ!」と叫んだのを覚えています。
驚きました。あまりの自分の横顔の平坦さに。特に、鼻の低さにはビックリ。普通の鏡ですと、正面からしか見えないので、鼻が低いなどとは、今まで一度も思ったことがなかったのです。ちなみに、家族の中でいちばん鼻が低いことも三面鏡でわかりました。
三面鏡は、自分の目では確認できない角度から自分を見ることができる最強のツール。三面鏡でショックを受けようよ、ということを言いたいのではなくて、客観的な視点から自分の顔の長所と欠点を知り、メイクやヘアスタイルなどでカバーできることはしてみよう、ということなのです。そうです、まずは自分を知ることなのです。
私はこの三面鏡による、自分の顔の平坦さに気づいてからというもの、ハイライトは欠かさずするようになりました。ハイライトとは、顔の凹凸を目立たせるために、高く見せたいところに明るいパウダーをのせ、光を集めるメイク法です。目の錯覚により、低い鼻でもちょっと高く見えたりします。
また、最近はハイライトが主要で、シャドウ(これもまた凹凸を明確にするため影を作るためのメイク法)はあまり使わないようですが、私は鼻が極端に低いので、ノーズシャドウも使っています(ですから、今のところは傍目からは鼻が低いとは言われたことがありません)。
鏡を見る回数と美は比例する
あなたは鏡を1日何回見ますか? 鏡を見る回数と美との関係は比例します。なぜでしょうか? なぜならば、人は無意識に鏡を見たときに、「いい顔」を作っているからです。
こんな経験はありませんか? 知らない間に写真を撮られていたら、ひどい顔で写っていて「いやーん。この写真、すごい不細工に撮れている~」と思ったことが。キツい言い方になってしまうかもしれませんが、ほとんどの場合、それは不細工に写っているのではなくて、あなた自身の普通の顔なのです。つまり、第三者からはいつもそのように写っているというわけ。
いや~、本当にキツい言い方ですが、事実を申し上げれば、人は鏡を見たときに無意識に「いい顔」を作っているのです。それを何度も見ているため、自分のその「いい顔」が普通だと思い込んでいます。だから、気を抜いたときの写真を見て驚くのです。ちなみに、街ですれ違う女性たちの表情を観察してみてください。意識していないときの顔は口角もほっぺも下がっています。
話を戻しますね。なぜ鏡を見る回数と美しさは比例するのか? それは、鏡を見るたびに自分のいい顔がインプットされていくからです。
鏡をほとんど見ない人は、いい顔も作りません。自分に興味がない、または自分の顔を見るのが嫌という人は、「どうやったらいい顔になるのか」「どうやったら美しく見えるのか」ということにも興味がないということなので、いつも鏡を見ている人より、美に関して疎いと言えるでしょう。
ぜひ、一日に何度も鏡を見てください。朝と晩だけしか見ない、ということが決してありませんように。OLさんであれば、デスクに小さな鏡を置いて鏡を見るたびに口角をあげるとか、主婦の方であれば、家の中で自分がいちばん多くいる場所や、目の行くところに鏡を置いて、自分のお顔を見てチェックしてください。できれば笑顔で。
それを何度もやっていますと、形状記憶合金のように自分のいい顔が定着していくことでしょう。鏡は女性の味方、大切な友のような立場だと思ってください。あなたの長所も短所も正直に教えてくれます。
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美人は「習慣」で作られる。
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