新型コロナの影響で、「ステイホーム」が当たり前になった昨今。誰にも見られないからといって、自分磨きを怠っていませんか? ドキッとした方は要注意! なぜなら美人は、毎日の「習慣」によってつくられるからです。人気メンタルコーチ、ワタナベ薫さんの『美人は「習慣」で作られる。』は、愛され続ける女性になるための「習慣」が盛りだくさんの一冊。いくつかご紹介しますので、ぜひ今日から取り入れてみてください!
※この本は2014年7月に刊行されたものです。
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毎日のバスタイムで心がけたいこと
お風呂でカラダを洗うときとその後のちょっとしたひと手間で、なめらかな肌を作ることができます。いくつか提案がありますので、実践できることからトライしてみてください。
まずひとつ目は、ボディソープや石けんを使って洗わない、ということです。そう言うと多くの方に驚かれるのですが、ボディソープは合成界面活性剤などカラダにあまりよくない成分が使われています。ですので、それらを使うと逆に肌が荒れたり、乾燥肌になってかゆくなったりする方もいます。
石けんを使っていますと、どうしても落としてはならない油分や皮脂まではぎ取ってしまい、お風呂上がりに乾燥気味になりがちです。
それで、代わりに何で洗うのかと言いますと、マッサージソルトを使います。私のお気に入りのマッサージソルトは、ロイヤルハニー入り、またはアロマオイル入りのものでして、力を入れず、優しくお肌をなでてマッサージするだけで、いらない角質がとれて、すべすべのなめらかお肌になっていきます。
マッサージするときは、ボディに感謝の気持ちをのせてなでましょう。お肌は、化学繊維の何かでゴシゴシとこすられるよりは、素手で触られるほうがカラダの細胞そのものが喜び目覚めるような感覚になります。そのような状態のときに「ありがとう」の心でなでれば、さらにお肌は喜びます。
逆に、化学繊維の物でのゴシゴシは黒ずみの原因にもなるので要注意です。そして、決して強くこすらないこと。
また、特に足と脚のツボ押しもおすすめ。足の甲にはたくさんのツボが集中していまして、例えば足の親指と中指の骨と骨の間には、胸部のリンパ腺のツボがありますので、そこをイタ気持ちいいくらいの力でツボ押しします。胸部のリンパ腺は先の章でも扱いましたように、鎖骨周りの滞りをなくすためには大切な場所ですので、念入りに押します。
もうひと手間が美しさをつくる
さらに、お湯でソルトを流すときに、もうひと手間掛けてみてください。ふたつ目のなめらかお肌の作り方ですが、それは、ソルトを塗ったぬるぬるのときに、馬の毛で作られたボディブラシで、これまた優しくなでてみること。
ボディブラシで、皮膚のすぐ下にあるリンパ管や毛細血管に働きかけ、血行を促進しましょう。そのひと手間によってなめらかな肌になるだけではなく、冷えやむくみが改善され痩せやすいカラダに近づきます。
また皮脂腺が刺激されることによって、皮膚の自然な保湿効果を促し、しっとりしたシルク肌を作る、という効果も。お風呂前の乾いた肌にもできるそうですが、私は濡れた肌に使ったほうが滑りがよく心地よかったので、そうしています。
なめらかお肌の作り方の3つ目は、お風呂上がりに、ボディ乳液を使わずあるもので代替えしてみること。あなたはお風呂上がりは何かお肌につけていますか?
ボディスプレー、ボディローション……いろいろとあるかもしれませんが、実はこれらはカラダの乾燥を防ぐどころか乾燥を促してしまう場合もあるのです。なぜでしょうか?
乳液タイプのボディローションは、水と油でできていますが、水と油は混じり合うことができません。それで、一般的にはそれらを混じり合わせるために、合成の界面活性剤(乳化剤)というのを使います。それはお肌にはいいものではありません。
また、ローションが薄めのトロトロの乳液の場合は水分が多い、ということですから、カラダに水分を多量に入れてしまうと、蒸発も多くなり、肌の水分まで奪ってしまうということなのです。ですから、乳液タイプのボディローションをつけたら、逆に乾燥肌がひどくなった、という人がいるのです。私の場合もそうでした。
それで、ここで登場するのがアロマ配合のボディオイルです。お風呂上がりのまだ水分がカラダに残っている状態で、オイルで軽く全身をマッサージするのです。太ももはちょっと力を入れ、リンパマッサージをしながらオイルを塗るのです。
水分がカラダに残った状態ですので、ベタベタにはなりません。最後にシャワーを浴びても、またはホットタオルで拭き取っても効果は変わりません。これで、モチモチでなめらかお肌のでき上がりです。
この工程を考えますと、ちょっと面倒な気がするかもしれませんが、「美は一日にしてならず」の精神で、こういうひと手間を習慣化したいものですね。毎日の積み重ねが、美しさをつくるのです。
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