自分なりにいろいろ考えることが多かった一昨年、「よし、来年は世界の医療事情をこの目で見て、それから自分はどこで何をするべきかを決めよう」と考えた。そして、ふだんは計画性もないのに、一念発起していろいろと調べたり知人にきいたりして、昨年は「3月にミャンマー、11月にパレスチナ」に医療ボランティアに行く計画を立てた。といってもそれぞれ10日間程度の予定だったが、「貧困」と「紛争」の中の医療を体験してみたかったのだ。
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おとなの手習い
60歳という人生の節目を前に、「これからの人生、どうする?」という問いに直面した香山リカさん。そこで選んだのは、「このまま穏やかな人生を」でなく、「まだまだ、新しいことができる!」という生き方。香山さんの新たなチャレンジ、楽しき悪戦苦闘の日々を綴ります。
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