女性だけでなく、男性にも身近な存在になってきた「美容」。でも、男性に対する美容情報はまだまだ不足しているのも事実。『医師が教える最強のメンズ美容ハック』(木村真聡著)では、今すぐできるセルフケアの方法や最新の美容医療を使ったメンテナンスの基本をご紹介しています。「男性だから」という理由で美容をためらう必要はありません。今日から始めてみませんか?
世界でもスタンダードなメンズ脱毛
毎朝ヒゲを剃ることで起こるデメリット、清潔感を遠ざけ、触り心地の悪さをもたらすもじゃもじゃの体毛。どの角度から考えても、ヒゲも体毛も脱毛したほうがいい、というのが私の持論です。すでに欧米諸国では、メンズ脱毛はスタンダード。
ルックスの美的感覚はもちろんですが、プロサッカー選手の場合、すね毛があることで傷の治りが遅れることもあり、海外の選手に倣ならって日本代表の選手たちもレーザー脱毛を始めているそうです。ショートパンツでプレーするアスリートの脚をぜひチェックしてみてください。そして、恐る恐るすね毛やヒゲから始めて、メンテナンスの楽さや見た目のスマートさ、触り心地のなめらかさを実感し、脇毛や胸毛、陰毛と脱毛の範囲を広げていく人は少なくありません。
すね毛も脇毛も胸毛も陰毛も、あるのが自然、ないと不自然だと思いますか? たとえば、一般女性が脇毛を処理するようになったのは1960~70年代で、それまでは脇毛は恥ずかしい存在ではありませんでした。価値観というのは時代によって変わるものです。男性も体毛を処理しないことが「特別」に感じられる日は近いのではないでしょうか。
そして体毛処理でもっとも効率がよく、半永久的な効果を望めるのが、レーザー脱毛です。ひとつひとつの毛穴に針を挿入し、電気や高周波を流して毛根と毛乳頭にダメージを与えるニードル脱毛という永久脱毛もありますが、痛みが強く火傷やけどのリスクも。今はほとんどの方がレーザー脱毛を選択しています。また医療機関ではなくエステサロンの光脱毛は、出力が弱い上に、火傷などのトラブルが起きた場合、サロンでは治療できないというデメリットがあります。特にマシン治療に不慣れな男性の場合は、カウンセリングと診察にも時間をかけるクリニックでのレーザー脱毛が安心でしょう。