同じ家に暮らしていても、自分の忙しさに手がいっぱいで用事以外の話をしない夫婦も多いのではないでしょうか? 子どもがいるとなおさらそうかもしれません。一人の大人同士の時間を持つことが二人の関係性に与える影響とは?『妻のパンチライン』より、実感のこもったアドバイスです。
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妻「夫婦って、お互い忙しいと話す時間がなくなるよね。時間がないから意見を飲み込む。意見を飲み込むと一人で考える。一人だと考えが悩みになって心が閉じる。心が閉じると生きる気力がなくなる。だから、仕事にMT(ミーティング)があるように、FT(夫婦タイム)としてカレンダーに確保しておこう」
— 妻のパンチライン@書籍発売中 (@wifeisking) March 11, 2021
〈妻談〉
LINEやSNSやMessenger で、24時間連絡し放題の便利な世の中になったからこそ、かえって連絡しづらくなったと感じています。これは私だけじゃないと思います。
「ねぇ今なにしてる?」なんて送るとこっちが暇なのがバレそうで、夫婦間でもなかなかできません。
「暇=罪」のような考えも少しあって、子どもが昼寝したりちょっと自分の仕事が落ち着いたタイミングだったとしても、仕事してる人に「今晩話そうよ」って送るとこちらの余裕をアピールしているようで、積極的には提案しづらいんですよね。
ましてや、「おまえ暇なの?」って返ってこようもんなら、一気に面倒くさいやりとりになります。
子どもがいるかどうかや、忙しいかどうかに関係なく、人って余裕がないと思うんです。余裕を演出してる人、時間管理を徹底してる人はいますけど、意識しているからできることですよね。
だから私は余裕ではなく、余白を大事にしたいと思っています。
余白というのは、何にもない二人に戻る時間です。何かの確認のために話すんじゃなくて、全く無目的な会話を楽しむ余白です。
必要な会話って、返事ありきでしか成り立ちません。でも、本来会話なんて返事が的を射てなくてもよくて、自分勝手に話す時間が心地いいものです。
「さぁなに喋ろっかな」って時間、夫婦になる前には案外あって、「そういえば……」とか言って昔の先輩の話になったり、最近好きな曲の話になったり、どうでもいい話をしてたように思います。
これがFTには大事だと思いました。
家庭を運営していくうえで、期日までに話し合わなければならないことはたくさんあるし、年を経るごとに重い会話も増えていきます。だけど目的に沿った話ではなく、一人の大人同士として一緒にお茶を飲みながら、もしくはお酒を飲みながら、友達や恋人の時のようにお互いの話をする時間を設ければ、愛情も深まるかなと。
そこに名前がついていると「FTしてなかったね、やろっか」って恥じらいなく誘えるので便利なんです。
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妻のパンチライン
「毎日の家事・子育てのなかで、妻が息するように吐き出すパンチラインをつぶやきます。」
そんな自己紹介を掲げて始まったTwitterアカウント「妻のパンチライン」。
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