年が明け、新たな気持ち、新たな一日がまた始まりましたが、今年は大きな夢を抱くというより「節約」「貯蓄」という堅実ワードが重要になってきそう。1万人の赤字家計を再生したプロ・横山光昭さんの話題の書籍『1日500円の小さな習慣』の中から、新たなスタートにふさわしい、やりくりのヒントをご紹介します。
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日常生活の中で、お財布を開ける頻度が高いのは、主に食品や日用品を購入するときですよね。
普段から食費や日用品費がかかってしまうという人は、財布を利用して出費を引き締めることができます。
やり方は簡単です。
毎週、月曜日なら月曜日と決まった曜日に、1週間の食費と日用品費の予算を財布に入れて、そのお金だけで1週間やりくりをするのです。
もし週の前半に多めに使ってしまっても、お金を財布に追加してはいけません。
必ず残ったお金の中でやりくりをするというルールを守ります。
1週間後、決まった曜日に再び同じ金額を追加します。
もし1週間後にお金が余っていたら、貯金したり、自分へのごほうびにおやつを買ったりして、余らせることに対してモチベーションを高めます。
万が一、1週間以内に使いすぎて財布の中のお金がどうしても足りなくなってしまったら、翌週分から前借りして補てんし、翌週はその分を引いた金額を財布に追加します。
「月曜に1万円入れたら、たいてい金曜には5000円ほど残っているのに、今週は金曜にたった1000円しか残っていない」
最初はそんな風にお金を使うペースが変則的になりがちですが、お金を使うスピードが把握しやすくなり、コントロールできるようになってきます。一定周期で同じ金額のやりくりを繰り返しているうちに、お金を使うペースがつかめてきます。
それによって支出のペースも安定してきます。
財布に入れる予算は、あまり少なすぎるとカツカツになって続けられなくなりますし、多すぎるとムダ遣いにつながるので、食費や日用品費を引き締めることができません。
予算を決めるときは、まずは4週間分の食費と日用品費の支出を記録し、その合計を4等分して、1週間分の平均的な支出を割り出します。その金額を財布に入れる予算の目安にしましょう。
これを毎週続けていくと、食費や日用品費を予算内に確実に収められるので、メタボ家計の引き締めに役立ちます。
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毎朝、300円のラテを買って出社する。「送料無料」のために余計にモノを買う。「格安SIM」を検討したことがない……。もし思い当たるところがあれば、あなたは「隠れ貧乏」かも? 将来、後悔しないためにも読んでおきたいのが、ファイナンシャルプランナーで「家計再生コンサルタント」の横山光昭さんによる『1日500円の小さな習慣』です。実践すれば、みるみるお金が貯まるようになる本書から、ぜひ試していただきたいメソッドを紹介します。