1. Home
  2. 暮らし術
  3. 私の運命が動き出す、30秒マナー
  4. 初対面の人との会話は「ありきたりな話題」...

私の運命が動き出す、30秒マナー

2023.02.07 公開 ポスト

初対面の人との会話は「ありきたりな話題」がベスト浅野裕子

もっと素直になりたい、もっと輝きたい、もっと成長したい……。多くの女性から支持されてきた作家、浅野裕子さんの『私の運命が動き出す、30秒マナー』は、30代になったあなたへ贈る「素敵なオトナの女性」になるためのヒント集。人づきあいから、会話、社交、ファッション、身だしなみまで、今すぐできることが盛りだくさんの本書から、ぜひ実践してみたいマナーをご紹介します。

*   *   *

あまり難しく考える必要はない

初対面の人と話すのが苦手、という人の多さに時々驚かされます。

たしかに、相手がどんな人なのかまったくわからない状態で、会話をはずませるのは大変なことです。

ですが、ビジネスでもプライベートでも、様々な人に会う機会の多い大人の女性が、初対面だからといってモジモジしているのはエレガントではありません。

ちょっとしたコツを覚えて、いつでも誰とでも、素敵な会話が交わせるような女性を目指しましょう。

(写真:iStock.com/Choreograph)

相手のことをほとんど知らないときには、当たり障りのないお天気の話や、会っている場所の話など、ごく一般的なことから会話を始めるのがベストです。

あまり難しく考える必要はありません。

たとえば、「最近雨が続いていましたけど、今日はいいお天気で気持ちがいいですね」とか、「ここのお店はタルト・オ・ショコラがおいしいので有名だそうですよ」といったことで十分なのです。

 

にこやかな笑顔で話せば、相手からも「本当にさわやかですよね」とか、「じゃあそのケーキをいただいてみようかしら」という返事がかえってきて、そこから会話はさらにはずんでいくでしょう。

ビジネスでお会いする相手なら、そうして雰囲気がなごんだところで、「実は……」とビジネスの話題に入ればいいのです。

時候の挨拶などではありきたりすぎて、会話がはずまないのではとの心配は無用です。逆に、当たり障りのない話題だからこそ、話す人の知性や教養がにじみ出るのです。

たとえば都心のホテルで待ち合わせて、「ここはかつての○○伯爵のお屋敷跡だそうで、さすがにお庭が広くて素敵ですね」とか、「この近くに○○という公園があって、今の季節なら桜がとても綺麗だそうです」といったことをさりげなく話せる女性は、とてもエレガントだと思いませんか?

プライバシーに関する質問は知り合いにも避ける

初対面の人やあまり親しくない人との会話で、一番気をつけなければいけないのは、相手のプライバシーに関する話題です。

政治や宗教といった、個人の思想・信条に関わることに触れてはいけないのは、国際的なマナーとしてあたりまえのことですが、太っている、痩せている、今日の洋服はどうこうといった、身体やプライバシーに関わることも、決して触れてはいけない話題なのです。

これは初対面の相手に限ったことではありません。

(写真:iStock.com/patpitchaya)

日本人はよく、道ですれ違った知り合いに「今日はどちらへいらっしゃるの?」となんの気なしにたずねたり、「お痩せになったんじゃない?」などと平気で言ったりしますが、よっぽど親しい友人でない限り、こういった質問は避けるべきです。

もしお母様が重病で病院へ行こうとしている場合だったら、ちょっとした知り合いに「どちらへ?」と聞かれても、軽く受け答えはできません。

また、ダイエットに励んでいる人なら「痩せた」と言われれば嬉しいかもしれませんが、もし体調が悪いのを気にしている人でしたら、やっぱり悪い病気なのかしらと不安になってしまうでしょう。

プライバシーに関する質問は避け、自分も相手も心地よく過ごせるような会話術が、マナーの必須科目だということを忘れないでください。

関連書籍

浅野裕子『私の運命が動き出す、30秒マナー』

もっと素直になりたい。もっと輝きたい。もっと成長したい。30歳からの〈私〉が素敵な大人の女性になるために、今すぐできることがあります。毎日をうれしく変えていく、49のヒント集。

{ この記事をシェアする }

私の運命が動き出す、30秒マナー

もっと素直になりたい、もっと輝きたい、もっと成長したい……。多くの女性から支持されてきた作家、浅野裕子さんの『私の運命が動き出す、30秒マナー』は、30代になったあなたへ贈る「素敵なオトナの女性」になるためのヒント集。人づきあいから、会話、社交、ファッション、身だしなみまで、今すぐできることが盛りだくさんの本書から、ぜひ実践してみたいマナーをご紹介します。

バックナンバー

浅野裕子

作家。静岡県生まれ。『装苑』誌専属モデルを経て、映画『蘇える金狼』の主題歌で作詞家デビュー。郷ひろみ、山口百恵の楽曲を始め、数多くの作詞を手がける。1996年に「ALINE」を設立、シルク・ハンカチーフをプロデュース。数年にわたる海外生活や、ファッション界・芸能界での交流を生かし、ファッションから生き方までを幅広く提言。自立した女性としての凛とした美しさ、潔さに、多くの女性ファンが信頼を寄せている。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP