「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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仕事で評価されている同僚や、SNSで幸せそうな友人を見ても素直に喜べない。
それどころか、まわりのうまくいっている人と自分を比較して劣等感を抱いてしまう。
そんなときは「ありのままの自分封印ノイズ」が働いているかもしれません。
このノイズがあると、「ありのままの自分」ではなく「他者から承認される自分」になろうとしてしまい、まわりの目や他人からの評価が非常に気になります。自分より優れている人を見て落ち込んだり、逆に自分より劣っていると思う人のことは見下したりして、自己嫌悪に陥ったり……。常に他人と自分を比較して、自分の本音・本心で行動できずにモヤモヤしてしまうのです。
誰かの理想を押しつけられる環境でノイズが作られる
このノイズは、親やまわりの誰かの理想を押しつけられ続けることで作られます。
「となりの〇〇ちゃんはもう九九ぜんぶ言えるんだって」
「お姉ちゃんは1年生のときにはできてたのに……ダメな子ね」
「お父さんが子供の頃は、これくらい簡単にやってたぞ」
他の家の子供や、兄弟姉妹、子供の頃に優秀だった両親と自分の行動を比べられ、人格否定をされてしまう。こういった経験が続くと「自分のままじゃない方がいいんだ」「他の誰かのように振る舞う方がいいんだ」と思う心のクセが生まれます。まわりから求められる役割やパターンに当てはめていつも誰かのような生き方をしてしまい、本来の自分らしい生き方ができなくなります。
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同僚と自分を比較して落ち込んでしまう主人公が抱えている「ありのままの自分封印ノイズ」。次回はメンタルノイズのきっかけとなる原体験マンガとともに、ノイズを解消するための対処法を紹介します。
自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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