「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。
このたび、本の発売を記念して10月13日(金)にトークイベント開催が決定いたしました。山根先生に直接お悩みを相談できるチャンスです。会場でもオンラインでも、みなさまのご参加お待ちしています。
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「私は愛されない方がいい」「誰のことも愛さない方がいい」……なんだか歌詞のようですが(笑)、メンタルノイズが裏目に出ると「愛されない方がいい」のではなく「愛さない方がいい」と幼心に思い込むことがあります。
たとえば、子供が保育園で遊んだ内容を伝えたくて、身振り手振りを交えて話しかけているのに、たまたま機嫌が悪かったお母さんが「そっか」の一言だけで終わらせてしまった。
このときの子供心の反応は「お母さんそっけなかった。やっぱり愛されてないんだ……」だけではありません。「自分の愛情表現が受け入れてもらえないなら、自分は人を愛さない方がいいんだ」という悲しい勘違いをしてしまうこともあります。
つまり、愛情が通じないなら、もう愛さないとスネてしまうのです。このスネた心を忘れたまま大人になると、パートナーとの関係に問題が生じます。
お母さん、お父さんのことを「大好き」って言えますか?
愛着障害は心理療法的にちょっと根深い問題で、自分でできる対処法は限られています。一つ有効なのは、3歳くらいの自分に戻ったつもりで「お母さん、お父さん、大好き」と声に出して言ってみることです。
愛情不信ノイズのある人がこのワークをすると、十中八九、苦虫を嚙み潰したような顔をします。長い間、愛情を感じない方がいいと思い込んでいるので、強い抵抗を感じるのです。なので、決して無理をしなくて大丈夫。言える範囲でかまいません。
ポイントは「今の」両親に愛情を伝えるワークではない、ということです。
もちろん好きなら好きでいいのですが、大人になってからも両親を好きでいる必要はありません。ただ、3歳くらいまでの子供は無条件にお母さん、お父さんが大好きです。このときの気持ちがいわば愛情の原点。ワークを通して、少しずつ思い出してみましょう。
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山根洋士「〈自己肯定感〉の悩みにお答えします~『心のクセ』を直して理想の人生を手に入れよう~」
10月13日(金)19時30分より、会場&オンラインにて開催いたします。人気心理カウンセラーの山根洋士先生が、「心のクセ」=メンタルノイズにまつわる悩みにお答えします。詳しくは、幻冬舎大学のページをご覧ください。
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自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本
「自信がない」「すぐ凹む」「自分を責めちゃう」「いつも不安」……。人生が思うようにいかないのは、幼少期に身につけた無意識の「心のクセ」=メンタルノイズが邪魔をしているからです。『自己肯定感低めでもうまくいく「心のクセ」読本』では、人気心理カウンセラーの山根洋士さんが、18種類のメンタルノイズをマンガでわかりやすく解説。その中から代表的なメンタルノイズをみなさんに紹介します。
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