先日、秋の花火大会に行ってきた。息子はよく話すようになり、ゆっくりゆっくり、ちいさな頭で文法を確認しながら「でんしゃ、きたね。でんしゃ、なにいろかなぁ。いま、まだ、見えないけど、ここに、ここまできたら、わかるでしょ。だから、もうちょっと、待ってね」など、たどたどしく頼りない話しぶりからは想像もできないくらいおどろくほど長い文章を話してみせて、私たちはそのたびに目をまんまるにしては、彼の成長に驚いている。
疲れて、お風呂は翌朝に回して寝てしまおうとしている夫に「パパ、おふろはいってないの? ○○(名前)はいつも、寝る前に入ってるけど……」と厳しく突っ込んでみせたり、「ママお仕事するね」と言ったもののやる気が出ずにゴロゴロしているところを見にきては「ママ、お仕事、まだあんまりしてないみたいね……」と遠回しに指摘してきたりと、私たちを笑わせつづけている。
まいにちまいにち、新しく話せることが増え、私たちは飽きずにまいにちまいにち仰天しては共有し、あっというまに息子は2歳半になった。
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