アラフォー女性の44.6％が睡眠に不満　良質な眠りの秘訣“睡眠五感”の整え方河﨑由美子（積水ハウス株式会社 フェロー R＆D本部）

参考データ：OECD, Gender Data Portal 2021, Social Protection and Well-being, Time Use (accessed on November 15, 2023)
出典：「令和3年度 健康実態調査結果の報告」（厚生労働省）P21

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みなさん、こんにちは。積水ハウス住生活研究をはじめとする住まいの専門家 河﨑由美子です。木枯らしが吹き、グッと気温が下がってきました。寒くなるこれからの時期、より健康面にも気をつかって生活していきたいですね。日常的な運動や良質な食事と同じくらい大事な“睡眠”を今回はピックアップします。

みなさんは、毎日の睡眠にどれくらい満足していますか。世界基準で見ると、日本人は「睡眠不足」と言われています。経済協力開発機構（OECD）の21年版調査において、日本人の平均睡眠時間は7時間22分という結果で、OECD加盟国30カ国のうち最下位です。また厚生労働省が令和3年に発表した健康実態調査によると、67.7%の人は睡眠時間が7時間以下であることがわかりました。最近では慢性的な睡眠不足が続いている状態＝睡眠負債（健康に悪影響を及ぼす可能性がある）という言葉も聞かれるようになりました。