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文豪未満

2023.12.22 公開 ポスト

あなたの書店で1万円使わせてください!~水嶋書房くずは駅店編~岩井圭也(作家)

作家・岩井圭也さんのエッセイ連載「文豪未満」。今回は「あなたの書店で1万円使わせてください」企画の第2弾。舞台となったのは、岩井さんの故郷・大阪府枚方市にある水嶋書房くずは駅店さんです。今年最後の爆買い、岩井さんはどんな本を購入したのでしょうか!?(「文豪未満」バックナンバーはこちら

*   *   *

先月からはじまった企画「あなたの書店で1万円使わせてください!」。未来屋書店碑文谷店さんで実施した第一弾の記事には、(岩井にしては)多くの反響をいただいた。

特に嬉しいのは、「近くの本屋さんに行きたくなった」「このお店に行ってみたい」といったコメントである。本屋さんで本を買うことの楽しさを感じてほしくてはじめた企画なので、こう言っていただけると、やった甲斐があったと思える。一応ことわっておくが、この企画で払っている一万円は自腹です。念のため。

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文豪未満

デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。

そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。

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岩井圭也 作家

1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュ ー。著書に『夏の陰』( KADOKAWA)、『文身』(祥伝社)、『最後の鑑定人』(KADOKAWA)、『付き添う人』(ポプラ社)等がある。

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