【東洋二十四節気 星占い7月6日～】「小暑」の時期の運勢小池雅章（青山五行）（占術家　「青山五行」創始者）

四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。

そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。

本連載では、7月6日から始まる「小暑」の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。

＊　　　＊　　　＊

初候 7月6日～11日　温風至(あつかぜ いたる)

次候 7月12日～16日　蓮始開(はす はじめてひらく)

末候 7月17日～21日　鷹乃学習(たかすなわち わざをならう)

太陽が蟹座15度に進み、これを東洋二十四節気では「小暑」と称します。

東洋暦ではここからが7月の始まりで、月の干支は「辛未」(かのとひつじ)です。そして「未」とは土の五行でありますから、19日より土用の入りとなります。

次の節気である「大暑」とこの「小暑」が、本格的な暑さの季節であります。

「暑い」「篤い」「熱い」「厚い」、同じ発音は何処となく同じような意味を含むのかもしれませんが、最近、何となく感じることが、人と人との関係の「あつさ」です。

我等の年代は、対面で会話、少なくとも電話での確認が重要でしたが、ある年代からは、特に若い年代、80年以降のお生まれの方は、メールでのやり取りのみで十分と言った人間関係を作るのです。必ずしも全員がそうというわけではありませんが、こちらが電話をしても、メールで「ご用件は何ですか」と返事がきたりします。

先日、通勤電車での「あつさ」の中で、ふとある駅のポスターが目にはいりました。若者の顔が大写しで、そこに「この会社に入って職場の人との人間関係ができて個人的に遊ぶ仲間もできました」というセリフが。

う～～ん、昔は会社に入れば一生、そこでの人間関係が交友関係にも発展して行くといった観がありました。社員旅行や飲み会、冠婚葬祭にしても仕事の人間関係が中心と言ったものでしたが、今では仕事においては、人と人との関係の「あつさ」が、以前とはまったく違うのでしょう。

では今の人は何処に「あつい」関係を求めるのだろうと考えたり、周囲のそのような年代の方に聞いたりすると、基本的には、求めていないといった感じを受けるのです。

今は、個人的好奇心を満たすものが山ほど溢れているのも事実。

人との関係性を深めなくとも楽しく生きて行ける環境が出現してきたのであります。

草食男子しかり、昨今では装飾男子まで出現する有様、地球上の人口が飽和点をはるかに超えて、生物の本能で少子化に向いているのかもしれません。ですから、恋愛感情などが薄まってゆくのも自然の摂理なのでしょう。ゲームや趣味ばかりにはまっていれば、人口が減少しても仕方がありません。

適正人口になった頃に、また人類には恋の季節が訪れるのかもしれません。

そんな大きな潮流の中でも、やっぱり夏は恋の季節、「書を捨てよ、町へ出よう」から「スマホを捨てよ、町へ出よう」と旧人類は叫びたくなります。

小暑の訪れとともに、今年も七夕が巡って来ます。一年に一度の逢瀬を待ちわびる恋心、誰の胸にもそんな情熱が宿れば、この世は煌（きら）めく彩になって行くのではないでしょうか？

さてそんな「あつさ」の中での各節気の運気や如何に！？

二十四節気星占いでみる、7月6日～7月21日の運勢

 

牡羊座前半生まれ＝春分生まれ

家の中のことが気にかかる時期となります。暑さ対策の為の一寸した工夫が良き効果をもたらしそうです。この期間、あなたの知力はなかなかの高揚を見せます。考える力やヒラメキなどに卓越したものがありますので、そのアイディアを実行することに力を注ぎましょう。恋愛にも知的な要素を盛り込むと、更なる関係へと発展して行きそうです。ここではものの見方も変化して、新たな考え方や処世術を手に入れることになりそうです。12日あたりからは情熱的な時が始まります。

 

牡羊座後半生まれ＝清明生まれ

お金の使い方に乱高下が予想される時です。ご本人はそのようには思わず、必要だから手に入れるのだと感じていても、それが本当に必要な物なのかを再検討する余地は十分にあるようです。ストレス解消の為の衝動買いとは、少しばかり異なる状況なのです。13日頃からは冷静な考えが戻りますので、それからの購入を考えても良いでしょう。住まいに関することに使うのは有益で、暑さ対策などへの出費は効果的なようです。

 

牡牛座前半生まれ＝穀雨生まれ

金運の高値安定は継続中のようです。しかし気が大きくなって無用な物を購入してしまいそうな感もあります。特に12日頃からは、住まいに関しての大きな出費などを考えそうな気配です。大きなお金を動かす際は、周囲との話し合いは必須となります。仕事に関してはなかなかの好運気で、特に12～14日あたりでは、大きな功績が期待されるようです。生来の価値観がものを言う時、ご自身の審美眼に自信を持って進みましょう。あなたの目に狂いはないと思われます。

 

牡牛座後半生まれ＝立夏生まれ

あなたにとっては珍しく気持ちが大きく揺れ動き、それに伴って行動にも奇抜さが出てくる期間となります。知的で上品な振る舞いをモットーとするあなたですから、このようなことは珍しいのですが、たまには、多少ハメを外すのも良いのかもしれません。そんな中にも、周囲との関係を重視してゆく姿勢も見られますので、まさにご愛嬌と言った感じなのでしょう。知的な部分を大切にしながらの、少しばかりの軌道外し、これが実は開運の鍵であります。

 

双子座前半生まれ＝小満生まれ

運気の高揚はまだまだ継続中であります。色々な可能性が開かれますから、多くの選択肢に迷うほどの時となります。12日あたりからは更にそのような傾向に拍車がかかりますので、そろそろ、具体的な絞込みと行動が必要となってきます。物事に対しての理解力が深まり、知的能力も抜群の時なので、15日以降の決断でしたら、ほぼ間違いはないと思います。あなたの生来の知力に更に磨きがかかりますから、考え抜くことに幸運が宿ります。

 

双子座後半生まれ＝芒種生まれ

経済的な面では恵まれた時となりそうです。特に11日頃までがピークとなるようですから、早めの決断と実行が功を奏すでしょう。その後15日頃からは、内面が、ちょっとざわつきそうです。情熱が心の奥底に渦を作り始め、何となくの焦燥感などを覚えやすい時となります。これは予兆で、8月に入る頃にはその実態が現れることでしょう。恋の予感か、何かの大きな行動に取り掛かるという暗示なのです。まさに活躍期前のスタンバイ状態と言った期間です。

 

蟹座前半生まれ＝夏至生まれ

経済的な感覚が研ぎ澄まされて行く時で、それに従ってゆくと、12日過ぎからは実際の効果やインカムが具現化する暗示が高まります。まさに理財の時と言っても良いでしょう。物事を合理的に判断して、それを経済的な利益に結び付けることが可能となります。少々の我儘も効果がある時のようですから、直感を信じても良いのかもしれません。多少の不安は付き纏いますが、15日頃からはその不安が自信に変化してゆくようです。潜在的な能力を信じて良い時です。

 

蟹座後半生まれ＝小暑生まれ

まさに誕生日ウィークですから、あなたの運気の変わり目となります。誕生日前は運気の変動期ですので慎重な行動が求められます。お祝いイベントなどは誕生日後のほうが盛り上がりを期待できるでしょう。12日頃まではあなたの魅力が特に輝き、周囲への印象付けにはよき時となります。そして人間関係にも大きな盛り上がりが期待されます。こちらは20日くらいまでは継続しますので、良き人脈の拡大が見込まれます。長期的な関係を目指してゆく時です。

 

獅子座前半生まれ＝大暑生まれ

12日あたりから運気は急上昇、あなたの魅力が最高に輝く時の始まりとなります。それに伴って、一寸した気持ちのすれ違いや、愛情への執着の高まりなども暗示されています。相手に執着し過ぎないような心がけも必要ですが、相手から執着されることもありそうなので、愛情のもつれには十分な注意が必要な時です。ただし基本的には好運気ですから、対人関係さえ慎重になれば、他は幸運に満ちています。くれぐれも目の前の人に対する気遣いを忘れないように。

 

獅子座後半生まれ＝立秋生まれ

13日あたりから、頭脳の回転に更なる冴えが加わります。あなたの能力がピークを迎える時で、周囲からの評価も高まりますが、それを良いことに調子に乗ってしまいそうという暗示もあります。ここではやり過ぎ傾向が強く、注意しなければならないのは、周囲からのおだてに乗ってしまわないようにすることです。おだてられて屋根まで上り、梯子を外されてしまうような事態も考えられますので、ご自身のできる範囲での約束にとどめましょう。

 

乙女座前半生まれ＝処暑生まれ

仕事による評価が、このところ、とても高まってきています。それに伴って多くのオファーも来ているようです。まだまだ、この傾向は継続しますから、仕事に関してはどんどん伸ばしてゆける期間です。12日頃は少しばかり経済についての不安がよぎりますが、杞憂となるでしょう。その後も仕事の進展は継続し、実績は益々上がるという暗示であります。陰で支えてくれる人の存在も大きくなってきますので、その方への感謝の気持ちを、きちんと表現してゆくことも大切です。

 

乙女座後半生まれ＝白露生まれ

12日頃までは人間関係全般において、申し分のない状況となっております。少しばかり気を使う対人面にも明らかな進展が生じますので、全ての関係がプラス方向に動き出してゆくのです。12日を過ぎてもこの基本的傾向は変わらず、少なくとも20日くらいまでは良き状況が続きますので、大いに人脈を拡大・安定させて行きましょう。仕事に関しては、これまでとは少し変わった奇策のようなものも効果的なようですから、試してみる価値はありそうです。

 

天秤座前半生まれ＝秋分生まれ

運気は万全に近い状態で推移して行きます。12日あたりからは更に上昇傾向となりますが、ピンポイントでこの12日前後だけは注意が必要な時となります。何となく不安に駆られて、疑心暗鬼になって、せっかくの良好な関係に自ら波を立ててしまうといった暗示があるのです。12日から14日にかけてさえ大人しくしていれば、物事は平穏そのものであります。くれぐれもこの数日の言動には注意することです。それ以外は全て順調に推移します。やきもちは狐色くらいで焦がしすぎてはいけません。

 

天秤座後半生まれ＝寒露生まれ

あなたの評価がとても高まって行く期間となります。特に12日くらいまでは、あなたの魅力も最高に輝く時で、人気運も大いに高まります。その後も高値安定と言った形で20日頃までは継続しそうです。人気のあまりに協力者の出現なども考えられるのですが、ここでは単独のほうが良さそうです。あなたの魅力にひきつけられてやってくるのは良いのですが、玉石混交と言ったような状態ですので、人選びは慎重に行きたい時です。先ずは独力で行くことが良いでしょう。

 

蠍座前半生まれ＝霜降生まれ

ここでは公私間の葛藤と言った状態が生まれそうです。公的な面を優先するかプライベートを守るかと言った葛藤となります。あなたの評価も上がる時ですので、ついつい公的な面を優先してしまいそうですが、その為の私的な面での我慢も限界があるようです。どちらをとるかと言えば、長期的には私的な面をお勧めいたしますが、要所々々では公的な面を大事にすることも大切であります。この期間がまさにその時となります。協力者にも恵まれるので、その方々を大切にしてゆきましょう。

 

蠍座後半生まれ＝立冬生まれ

パートナーシップ、恋愛関係などに盛り上がりが生じて行く時となります。じっくりとした中にも情熱が生まれる期間です。長い付き合いの関係においても、その情熱の再燃と言った暗示が強まっています。ただ気まぐれな状態にもなりやすく、色々な方向に気持ちが動きやすいといった時かもしれません。突然の衝動という暗示が人間関係に付き纏う時で、唐突に誰かを好きになるといったことも考えられます。気持ちを制御することが難しい時です。いっそ思いのままに行ってしまうのも良いかもしれません。

 

射手座前半生まれ＝小雪生まれ

人間関係においてはまさに拡大の時となっております。対人関係においても有益な方との関係構築が暗示されています。12日頃からは更にその暗示が高まって行きますので、ここでの出会いに期待をしたいところです。しかし、そのような状態でも葛藤は生まれそうです。頭では打算で考えなければと思っていても情が割り込んできて、なんともいえない状況に陥ったりすることもありそうです。それぞれの価値観の問題ですが、良き人間関係の為には、どちらの方向に舵を切るか、微妙なところとなるかもしれません。

 

射手座後半生まれ＝大雪生まれ

一度は過ぎ去ったかと思えた状態が、実はまだまだ終わっていなかったと知る時かもしれません。特に仕事面では、完成したはずの課題にもう一度、挑戦しなければならない事態が発生しそうな暗示もあります。これはこの期間が過ぎてしまえば収まってきますので、最後の仕上げの時が来たのだと考えましょう。幸い、協力者や助けてくれる人もあり、上手く収まってゆくことになりますから、しっかりと締めくくりをつけておくことです。

 

山羊座前半生まれ＝冬至生まれ

仕事と経済が上手く連動する時は、まだまだ継続していると言った暗示です。特にこの期間は協力者や助言に恵まれますから、周囲の言葉に耳を傾けたり、人を厚遇することが大切になります。12日以降は、そのような助っ人が大いに力を発揮してくれそうなので、独力突破よりも誰かと共にと言った状態に持って行くことが幸運の鍵となるようです。人に使うお金をケチらないことも大事なファクターとなるでしょう。多いかなと思うくらいで丁度良いと思います。

 

山羊座後半生まれ＝小寒生まれ

なぜか急に情熱的になってしまうような期間となります。趣味に興じたり、流行の推し活にハマったり、または王道ですが恋愛が芽生えるといった暗示が強まる期間なのです。あなたにとっては理性的に行動しているつもりでも、周囲から見ると、何かにとりつかれたように見えるのかもしれませんので、そのあたりは注意してまいりましょう。15日頃からは対人関係にも大きな盛り上がりが生じ、恋愛から結婚などへの発展が具体的になって行く可能性も高まります。

 

水瓶座前半生まれ＝大寒生まれ

運気は高値安定を保っております。特に楽しいことが多く発生しそうな時、恋愛もその範疇であります。そのような暗示の中でも12日前後は要注意な日々となります。ここでは、なぜか愛情に執着してしまうといった状態になる暗示なのです。全てがそうではないかもしれませんが、何かに葛藤するといった状況は共通のようです。これは一過性ですから、時の経過を待つことが得策です。直ぐに穏やかな日常は戻りますので、楽しめる期間が継続するでしょう。

 

水瓶座後半生まれ＝立春生まれ

仕事中心で行くことが幸運の鍵となりそうです。特に12日頃までは仕事における幸運が満載、多くの僥倖（ぎょうこう）に巡り合う可能性が高まります。他の課題は住まいや家族関係に関するものです。少しばかり厳しい状況が発生するかもしれませんが、これはこの期間のみのもので、ここさえ通過すれば無難となりますから、極端な言動は避けることです。地味な継続的な努力こそが金運に繋がるということを心に置いてください。この傾向はまだまだ一年ほどは続きます。日頃の積み重ねこそが今のあなたにとっては重要なのです。

 

魚座前半生まれ＝雨水生まれ

仕事中心の期間となります。加えて健康状態にも良き兆しが見え始める時です。これまでの好調にプラスして、12日頃からは仕事に関しては更なる進展が始まります。体調についてもこれまでよりは向上して、気分的にも明るさが加わるようです。住まいや家族に関しての環境には良い兆候が継続中ですから、そのようなことについては積極的に改善に取り組んで正解となります。一番は体力増進を図って行くことです。運動などを習慣化してゆきましょう。

 

魚座後半生まれ＝啓蟄生まれ

とても楽しい時のようです。特に人気運が向上するので、人間関係全般に喜びを感じる時となって行きます。これは12日くらいまでがピーク、その後も高値安定と言った形で継続します。最初から積極的に人との繋がりを深めてまいりましょう。ここでは頭脳も冴え、特に発想に妙がありそうです。普段とは少し違った観点から物事を推し量ってゆくと、新たな価値観が発見され、それが実益に繋がってゆくことになります。楽しいことを追求するのも利益に繋がるようですから、思った方向に舵を切ることが幸運の鍵です。

 

青山五行の創始者　小池雅章先生に人生相談をいたしませんか？

恋愛・結婚、仕事やこれからの生き方についてなど、、ジャンルは問いません。
ホロスコープから見る運気の流れをもとに、あなたの悩みにお答えいただきます。

相談はこちらのgoogleフォームからご応募ください。

 

※二十四節気占いについて

二十四節気の区切りは、生まれ年によって若干異なる場合があります。
境目の生まれの方で、自分がどちらかわからないという方は、support@gentosha.jpへ
件名に【ホロスコープ歳時記】／メール本文に、生年月日・生まれた時間（なるべく正確に）と出生地をご記入の上、メールでお問い合わせ下さい。