ニューヨークとLAの2拠点でモデルとして活躍する金原杏奈さんの初めての著書『パーフェクト・ビューティ』が発売されました。世界中のセレブやモデルも夢中になっている、今注目の「アーユルヴェーダ」を使った美容習慣をご紹介する一冊です。本書の中から内容を一部、抜粋してお届けします。
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酷使した目は、温めるより冷やす
現代社会でもっとも酷使されているのが、目。コロナ禍を経験してさらにオンライン化が進み、デジタルデバイスとの距離が近くなった生活で、スクリーンタイムは長くなる一方。スマホやパソコンの画面と何時間も向き合い、まばたきも減り、疲れ目、ドライアイに悩む人が急増しています。もちろん、デジタルデトックスをして、目を閉じて休めるのは理想ですが、仕事もあるし、SNSやYouTubeも楽しみたいし、テクノロジーの便利さは手放せません。デジタルツールと心地よく付き合うためにも、簡単にできるアイケアを提案します。
アーユルヴェーダでは、目は温めるのではなく、冷やす。パソコンと一緒で、使いすぎた目はオーバーヒートして熱が溜まった状態。温めるとさらにヒートアップし、乾燥も進んでしまいます。だから、目を酷使している人の眼精疲労やかすみ目、ドライアイには、冷やすケアが正解。私はジェル状のマスクを冷蔵庫で冷やして使ったりしますが、1日1回、熱を和らげるローズウォーターをコットンに浸して10分間目の上にのせる、ローズウォーターコットンパックもおすすめ。冷やすという意味で、洗顔のときに、冷たい水で目をパシャパシャ洗うだけでもリフレッシュします。目元のむくみやクマ、くすみには、滞った血液やリンパを流すために、小さめのローラーでやさしくコロコロ。目と頭は直結していて、目を酷使していると頭もカチコチになって頭痛の原因にもなるので、ヘッドマッサージで頭から目元の巡りを促し、筋肉をリラックスさせるケアも習慣にして。
そのほか、夜、鎮痛効果や抗炎症効果のあるキャスターオイル(ひまし油)を1滴まぶたに塗って眠ると、目の回復力がアップし、ドライアイやかすみ目の改善もサポートします。目のケアのつもりで塗っていたら、まつげが伸びたという人もいるほど、多面的な効果が。一石三鳥も狙えるので、ぜひトライしてみてください! アーユルヴェーダでは、クオリティの高いキャスターオイルを目の中に入れるテクニックもあるんです。目の健康のために、疲労回復に役立つフェンネルティーもおすすめ。
パソコン作業をしているときは、30分~1時間に1回、手のひらを両目の上に当てて、光をシャットアウトして30秒ほど休憩を。うっすら光を感じるなら、光が見えなくなるまで目を覆うのがポイント。目の神経がリラックスして、眼精疲労や目の充血に効果があります。
パーフェクト・ビューティ
ニューヨークとLAの2拠点でモデルとして活躍する金原杏奈さんの初めての著書『パーフェクト・ビューティ』が発売されました。世界中のセレブやモデルも夢中になっている、今注目の「アーユルヴェーダ」を使った美容習慣をご紹介する一冊です。本書の中から一部、内容を抜粋してお届けします。