精神科医・樺沢紫苑さんの、記念すべき50冊目の著書『19歳までに手に入れる7つの武器』は、アフターコロナとAI時代に対応した、最新版にして決定版の「“人生”というゲームの完全攻略本」!
発売直後から「社会人になる前に読みたかった!」との声も続々届いています。
本連載では、書籍から抜粋して、7つの武器をご紹介します。実は、何歳からでも遅くはありません。7つの武器を手に入れれば、人生は必ずうまくいく。あなたに足りない武器が何か、ぜひ確認してください。
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6人に1人はメンタルを病む
メンタルの話をすると、ほとんどの人は「自分には関係がない」と言います。
私は何百回とメンタルに関する講演や研修を行ってきましたが、講演の最初は、ほとんどの参加者が「自分には関係ないけど、仕事だから来た」みたいな顔をしています。
しかし、自分には関係がないと思っている人ほど、「整える」「予防」のための生活習慣をおろそかにし、メンタルを病みやすいのです。
一生の間に、精神科を受診する人の割合は何パーセントかご存じですか?
いくつかの調査がありますが、生涯の精神科受診率は約15%です。日本人の約6人に1人が精神科を受診しています。 これは、ものすごく高い割合です。
そしてこれは実際に精神科を受診した人の数で、うつや不安、睡眠障害になっても、精神科を受診しない人はたくさんいます。内科で睡眠薬をもらっている人もいます。
病院を受診しないまま、いきなり自殺する人もいます。
厚生労働省の「過労死等防止対策白書」(2022年度)によると、就業者(9852人)を対象に「うつ傾向・不安」があるかを調べたところ、「うつ傾向・不安なし」の割合は、58.9%でした。
つまり、41.1%の人が「うつ」や「不安」などメンタルの問題を今抱えているということ。さらに、「重度のうつ病・不安障害の疑い」は9.8%。仕事をしている人の約10人に1人がメンタルを病んでいる、という衝撃の結果が示されています。
そんな時代に、「自分だけはメンタルを病まない!」と言えるのでしょうか? 本書の読者には、必ず19歳までにレジリエンスを意識して、高めてほしいのです。
レジリエンスが高い人の輝かしい未来
レジリエンスが高い人は、どんなストレスに見舞われても、するっとかわすことができます。
人から悪口を言われても、大きな失敗をしても、思い描いた通りに物事が進まないつらさや、人間関係がうまくいかない悩みなど苦しいことがあっても、気持ちをすぐに切り替えることができる。
それどころか、同じ失敗を二度と繰り返さないように、あわてずニュートラル(中立)な視点から論理的に出来事を振り返り、フィードバック(修正・改善)できる。
失敗を試練ととらえ、経験に変えて、自己成長をドンドン加速させるのです。
そういう人は、周りから信頼されるし、協力も得られやすい。仲間の協力を得て、勉強も仕事もドンドン、うまくいく。
そうなると、毎日が楽しい! 勉強が楽しい! 仕事が楽しい! 楽しいから継続できる。楽しいから熱中できる。努力や継続も、楽しくなる。だから、どんどん結果につながる。勉強も学校行事もやりがいを感じる! 毎日が楽しい!
ストレスフリーなので、心も身体も健康で調子がよい。絶好調! 幸せとは、こういうことではありませんか?
人生がうまくいく法則――それは、「レジリエンスを高める!」。ただ、それだけです。
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書籍では、「レジリエンス」を高める3つの方法を詳しく解説しています。つづきはぜひ書籍でご確認ください。
19歳までに手に入れる7つの武器
精神科医・樺沢紫苑さんの、記念すべき50冊目の著書『19歳までに手に入れる7つの武器』は、アフターコロナとAI時代に対応した、最新版にして決定版の「“人生”というゲームの完全攻略本」!
発売直後から話題沸騰。「社会人になる前に読みたかった!」の声が続々届いています。
本連載では、書籍から抜粋して、7つの武器をご紹介します。実は、何歳からでも遅くはありません。7つの武器を磨けば、人生は必ずうまくいく。
あなたに足りない武器が何か、ぜひ確認してください。