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「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77

2024.07.20 公開 ポスト

モナコのパレスエリアで暮らす唯一の日本人・エミチカからのメッセージ

「醜い野心」と 「美しい野心」は まったくの別物ですエミチカ

「美しい野心を持ちましょう」「図々しくエレガントにいきましょう」

モナコのパレスエリアで暮らす唯一の日本人・エミチカさんの新刊『「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77』より、すべての女性をチアアップしてくれるメッセージをお届けします。まずは、「野心」についてのお話です。

*   *   *

立派な肩書きや社会的地位の高さなど、権威を振りかざす人は残念ながら今の時代も少なからずいます。私もビジネスウーマンとして様々な方とのご縁をいただく中で、そうした人物と出会う機会が何度かありました。

誰も疑う余地のない実績を持っていたとしても、「権威」を軸に人生を生きている人は、地位にあぐらをかき、感謝の気 持ちを忘れ、傲慢になってしまいます。

かつてはたぶん、苦言を呈してくれる 仲間もいたことでしょう。ですが、いつの間にか心ある友は離れていき、「裸の 王様」になってしまうのです。もちろん、本人は気づくことはありません。

過去の栄光や、自分がいかに偉いかを見せびらかす人物を前にして、私は虚むなしさを 感じずにはいられないのです。経営者やビジネスマンとして、かつてはオーラを放っ ていた人でさえも、「何を土台に生きるか」で人生のルートは大きく分かれてしまう。

権威に寄り掛かって生きる人生には「醜い野心」がつきまといます。「自慢するた めだけ」に高級車を買ったり、さして愛着もないブランド品に身を包んだり。お金で買えるステータスをちらつかせたりします。

ですが、当然のことながら、周囲の人たちがそうした人物に心を寄せることはあり得ません。たとえ部下や側近であっても、周囲の目がある中では上司の「醜い野心」を恥じ、その上司が一刻も早く立ち去ることを願うことになるのです。

野心とは、身の丈を超えるほどの「大きな望みを抱くこと」です。私は本来、野心 を抱くことは、不可能を可能にする原動力にもなると思っています。ですが、権力や お金を持ったときほど、人は「醜い野心」に呑の み込まれやすいのです。

だから私は、どれだけ事業が成功しようとも、驕おごらず、群れずに、次に何を成し遂 げようかと一人ワクワクと戦略を練っていくような、「美しい野心」を持ち続けていたいのです。

関連書籍

エミチカ『「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77』

女性起業家として大成功した、モナコのパレスエリア(王宮前)で暮らす唯一の日本人、エミチカさんがモナコから届ける、みんなから「逢いたいな」と思われる人になるためのメッセージ77。 「美しい野心」「図々しくエレガンスに」「美しく稼ぐ」「破壊と再生」「一人オセロ」など、背中を押してもらえる言葉によって、仕事でも私生活でも誇らしく美しく歳を重ねられるでしょう。 心の「ヨロイ」を脱ぎ去れば「できない」が「できる」に変わります。そばにいるだけで「強運」を引き寄せる人を目指して。

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「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77

女性起業家として大成功した、モナコのパレスエリア(王宮前)で暮らす唯一の日本人、エミチカさんがモナコから届ける、みんなから「逢いたいな」と思われる人になるためのメッセージ77。「美しい野心」「図々しくエレガンスに」「美しく稼ぐ」「破壊と再生」「一人オセロ」など、背中を押してもらえる言葉によって、仕事でも私生活でも誇らしく美しく歳を重ねられるでしょう。心の「ヨロイ」を脱ぎ去れば「できない」が「できる」に変わります。そばにいるだけで「強運」を引き寄せる人を目指して。

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エミチカ

ÉTOILE de Monaco Co.,Ltd.代表

一般社団法人「KELLY CLUB JAPON」代表理事

モナコと東京を拠点に活動し、「新しい自分に出逢う」を提唱する、エレガントなビジネスウーマン。50歳で夫を亡くしたことで専業主婦から経営者に。「品格、勇気、愛を持って自分の限界を超えていくこと」をビジョンに掲げ、人脈や語学力を一から磨いてビジネスチャンスを切り拓き、やがてモナコに移住。「女性ひとりひとりがダイヤの原石」とするエミチカ流ライフスタイルは、SNSを通じて世界じゅうの女性にファンを広げる。2022年7月、世界的なプレゼンテーションイベント「TEDx」でスピーチし、世界最高月間再生回数を記録した。日本人女性を対象したオンラインスクール「エミチカアカデミー」や、一般社団法人「KELLY CLUB JAPON」を創設し、講演、経営者育成などさまざまな活動を展開している。『The Japan Times』一面特集、『Forbes』フランス、『TIMES』モナコなど、数々の海外メディアにも取り上げられている。著書に、『結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく』(PHP研究所)がある。

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