世の中の #トホホ を拾い集めては披露してくれる、歌人芸人の岡本雄矢さん。わりと、どっちでもいい話…!
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』絶賛発売中!
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dボタン押してわざわざ【どちらとも言えない】を主張している人
テレビを見ていると【dボタンでお答えください】という場面に出くわすことがよくあります。
番組が行うアンケートに、視聴者がリモコンのdボタンを使って、アンケート投票をするというものです。
先日もテレビを見ていると【dボタンでお答えください】の場面があり、ある質問がされていて、投票には『賛成』『反対』『どちらとも言えない』という選択肢があります。
『どちらとも言えない』
僕は疑問を持ちます。
この選択肢は必要なのでしょうか?
『どちらとも言えない』なら、dボタンを押す必要はあるのでしょうか?
そんな疑問を持ちました。
後日、その話を友だちにする機会がありました。
「どちらとも言えないなら、別に答える必要ないと思わない?」
僕がそう言うと、彼は黙っています。
「どう思う?」
そう聞いても、彼は黙ったまんまです。
「え? なに?」
僕がもう一度聞くと、彼は「今のお前の質問に、どちらとも言えないって思ったから答えないで無言にしてみたけど、これがいいってこと?」
なるほど。
いや、どちらとも言えなくても、無言より主張してくれたほうがいいですね。
なので、dボタンの『どちらとも言えない』も必要なんですね。
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新刊『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』に続き、
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』が文庫に!
読めば読むほど、なぜか幸せな気持ちにしてくれる短歌&エッセイをお楽しみください。
僕の不幸を短歌にしてみました(エッセイつき)
著者は、主に”不幸短歌”を詠む「日本にただ1人(たぶん)の歌人芸人」。
よく失敗する、言いたいことが言えない、反論したくても返せない、なぜ自分だけこんな目に合うのかといつも思う、自分には劇的なことが起こってくれないと嘆いて生きている……。
そんな著者から見える”世界”を、フリースタイルな短歌(&ときどきエッセイ)にしてお届け。
もしあなたが自分のことを「不幸だ」と思っているなら、「もっと不幸な男」がここにいると思ってください。
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