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知識ゼロからの食べる庭づくり

2016.09.20 公開 ポスト

緑のバラのような形のチンゲンサイ桐原春子

「眺めて美しく、食べておいしい庭」は、いまやもっとも贅沢な癒しの空間かもしれません。夏の暑さが過ぎ、屋外での作業もしやすくなったいまこそ、ご家庭でおいしく安全な野菜を育ててみてはいかがでしょう。ハーブ研究家の桐原春子さんの著書『知識ゼロからの食べる庭づくり』には、一般家庭でもできる、美しくおいしい庭づくりのノウハウが満載。その中から、この時期に育てられる野菜を全6回にわたってご紹介します。第2回の今回は、炒め物やスープに重宝するチンゲンサイの育て方です。

チンゲンサイ

  日当たりと水はけの良い、適度の湿り気のある場所を好みます。種でも育てられますが、春と秋に苗が販売されます。チョウによる害を考えると秋の方が育てやすいでしょう。

 植える場所にはあらかじめ苦土石灰と完熟追肥を施し、元肥を施します。小さな苗でも立派に育ちますので、畑でもプランターでも育ててみましょう。チンゲンサイは茎の部分と葉脈の部分が白く、葉の緑色との対比が美しく、そのうえ緑のバラの花のように成長します。鉢植えは野菜用の培養土を使用しますが、苗は徒長していない、がっちりしたものを求め、根鉢を崩さないように植えます。

上から眺める位置に置くと、緑のバラの花のように見える。パンジーなどを同心円状に植えて、中心に植えてもきれい。

 

  レシピ紹介*チンゲンサイの中華風 

 ●材料(2人分)
 チンゲンサイ…2束
 サラダ油…適量
 干しエビ…適量
 塩、コショウ…少々
 片栗粉…適量
 A
 ・だし汁(中華風)…1/2カップ
 ・酒…大さじ1
 ・みりん…大さじ1/2
 

 ●作り方

 1、チンゲンサイは縦に1/4に切り、油をひいたフライパンで干しエビと一緒に炒める。

 2、Aを加えさっと煮て塩、コショウで味をととのえる。水とき片栗粉でとろみをつける。

 

 次回は、ミズナの育て方をご紹介します。更新は24日(土)です。お楽しみに。

 

桐原春子『知識ゼロからの食べる庭づくり 野菜、果物、ハーブたっぷり』

野菜をきれいに、おいしく育てる。土作り、肥料、害虫駆除など基本を伝授。庭からの収穫で作る絶品レシピ付き。

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知識ゼロからの食べる庭づくり

 「眺めて美しく、食べておいしい庭」は、いまやもっとも贅沢な癒しの空間かもしれません。夏の暑さが過ぎ、屋外での作業もしやすくなったいまこそ、ご家庭でおいしく安全な野菜を育ててみてはいかがでしょう。ハーブ研究家の桐原春子さんの著書『知識ゼロからの食べる庭づくり』には、一般家庭でもできる、美しくおいしい庭づくりのノウハウが満載。その中から、この時期に育てられる野菜を全6回にわたってご紹介します。

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桐原春子

 長野県生まれ。英国ハーブソサイエティー終身会員。年に数度の海外渡航により、ハーブの歴史、育て方、料理への利用法など多方面からハーブの研究を続けている。自宅の庭で様々な植物を育て、実践的な家庭の庭造りを提唱している。著者は『花とハーブのガーデン作りBOOK』(主婦の友社)、『とっておきの英国庭園』(千早書房)、『心と体にやさしい四季のハーブ』(岩波書店)など多数。

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