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片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ

2016.10.31 公開 ポスト

『片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ』舞台化決定記念ミニ連載。<原作者アンケート>

小中学校時代は「二軍の四番バッター」だった原作者の、プチリベンジの日は近い!

 幻冬舎文庫のキャラクターノベル『片見里、二代目坊主と草食男子の不器用リベンジ』舞台化が決定。著者の小野寺史宜さんに、物語になぞらえてアンケートをしました。


➀この物語では、小学校時代の友達関係(いわゆるいじめっ子気質、気弱、中間の子など)のパワーバランスが大人になっても同じという設定で描かれていますが、実際、大人になっても変わらないと思いますか?

 小説でそう書いてしまったので、ここでもこう言わざるを得ないわけですが。僕は変わらないことが多いと思っています。
 例えば、会社に同い歳の先輩がいたとします。自分がその会社を辞めたとします。後にその先輩とどこかでばったり会ったとき、もう関係はないからと、いきなりタメ口で話したりはしないでしょう。よほどの覚悟がないと、そうはできません。それと似たようなことです。
 もちろん、歳をとれば人は変わります。成長もします。大してしないこともあります。いずれにせよ、何らかの形で変化はします。でも個人と個人、一対一の関係は、あまり変わらないような気がします。
 それとはまた別のことで、特に男子の場合ですが。お互いに「お前」と呼べる一対一の関係は、多そうで実は少ないと感じてもいます。
 そう言われるとぴんとこないかもしれませんが、具体的に、自分とあの人、自分とこの人、とあてはめてみればわかります。多くは、どちらか一方が「お前」と呼ぶだけではないでしょうか。でもそう呼ぶ側が上位かと言えば、必ずしもそうではない。どちらか一方が押して、もう一方が引く。一方が投げて、一方が受ける。本当に対等な関係とは、案外そんなものなのかもしれません。言うなれば芸人さんのボケとツッコミのように。
 と、無理やりそこへ持っていきました。

 

②小学校時代のリベンジしたい思い出は?

 特にないので、近々できそうなプチリベンジについて記します。
 今は小説を書いていますが、僕はかつてシナリオも書いていました。小説と半々、何なら6対4でシナリオ、だったかもしれません。先に賞を頂いたのもシナリオでした。
 ドラマは見ないのにシナリオは書く。スクールに通いもせず、一人で書く。ただただ書く。食っちゃ寝、起きちゃ書く。そんなアホなことを、日々やっておりました。
 残念ながら、書いたシナリオは、どれも形になりませんでした。映像で観たかったなぁ、と思ってはいたわけです。
 それが、まあ、何と。舞台で実現することになりました。シナリオではありませんが、小説の舞台化、です。
 映像どころか、生身の演者さんが動いてくれます。しゃべってくれます。大喜びです。誰がって、僕が。
 初日は11月2日。プチリベンジ達成は近いです。

 

③小学校・中学校時代の自分は一軍? 二軍?

 二軍の四番バッター、という感じかと。

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