「霞んでいく夢とか希望を、ここに来れば取り戻せる」。
仕事もせず実家で寝てばかりいた23歳の僕は、そう信じてディズニーランドにひとりで通っている。
アトラクションの列で家族や学生時代の回想にふけったり、美少女をスカウトマンから助けようとしたり。
ある夜、そんな毎日が父親にバレて――。
夢と魔法の王国が舞台の笑って泣ける青春小説。
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