仕事部屋を借りようとした著者は、86歳という年齢を言うと立て続けに断られ、唖然としたという。日本の高齢者は、収入があっても部屋すら借りられないのか、と。
最近では終末期の医療費を減らすために、「高齢者の延命治療は必要ない」という議論もある。だが著者は、高齢者本人の意思を無視して一緒くたにし、命を軽視することに異議を唱え、さらに「少子化でこれから否応なく年寄りが社会の担い手になるのに、年寄りが生きにくい世の中にしてどうする!」と喝破。
高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言する。
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