建築家として独立した三浦史朗だが、最近仕事がうまくいかない。
実家の「まるきん温泉」は父亡き後、弟の悟朗が継いでいる。
時代遅れの銭湯を畳んで、不動産で儲けようと考えた史朗は、父の葬式にも帰らなかった実家を久しぶりに訪れるが。
犬猿の仲の兄弟、人気者の看板娘、そして常連客。
彼らの人生を描いた、笑って泣いて心が整う感動の物語。
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