薬よりも言葉で治す医者がいる。疲れた体と心に寄り添う珠玉の89詩。
地域医療へのユニークな取り組みが評価され、2014年「日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞した医師・下田憲氏。「けん三(さん)」の愛称で親しまれる下田氏は、北海道の小さな町で「けん三のことば館クリニック」を開業。院内には、下田氏により墨で書かれた多くの「ことば」が飾られており、患者の心を癒す。その中から89詩を厳選した、疲れた体と心に寄り添う珠玉のことば集。
【内容例】
●愛しあう
「執着はせずにひたすら愛せたらすてきだろうね むずかしいけど」
「愛する人をずっと大事にするためには時々力を抜くと良いよね」 ほか
●許しあう
「嫌だねと思ってた人を好きになれたあの時から人生少し広くなったよ」
「うらやむ事もいばる事もない あの人にはあの人の 私には私の人生が与えられている」 ほか
●支えあう
「自分の喜びだけを追ったら本当の幸せには辿りつけない」
「それぞれに足りないところが与えられ それがすてきな個性を作る」 ほか
●癒しあう
「明日はきっと良い日になるね 意味有って今日の苦労をいただいている」
「切なさに耐えて情が深くなり 困難を越えて絆が強くなる」 ほか
●生かしあう
「人さまにめいわくかけず やせがまんすることもない そんな老い方すてきだなあ」
「生き方下手と言われようとも正直に そしてすなおに生きれば良いね」 ほか
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