父の仇である新谷軍兵衛を追い、東海道を急ぎ進む矢萩夏之介と従者の小弥太は戸塚宿で仇による謀略にかかり、大幅に時間を費やしていた。遅れを取り戻したいふたりだったが、峻険な箱根峠を越える途中で、おさんという素性の分からぬ女を助ける。しかもこの女、脛に疵持つ身のようで--。仇が差し向けた罠なのか!? 前途遼遠なシリーズ第二弾。
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