十三歳のカズキは、妄想の世界にいる唯一の親友BJとしか会話ができなかった。
学校でイジメられ、家では母親に殴られ、同級生の少女に性的興奮を感じて悩むカズキに、BJは「世界を破壊しろ!」と言い続ける。
そして十四歳になった時、彼は儀式を開始した。
「そうです。僕が、酒鬼薔薇聖斗です」
悲惨な事件の光と影を照らし出す、衝撃の問題作。
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