中西道場の同門・飯岡と行き会い、計画中の武芸所の師範役を乞われた藤兵衛は、時同じく「大塩党」と名乗る集団による強盗騒ぎを耳にする。大店に軍用金を求める投げ文を入れ、断れば力ずくで金品を強奪するらしい。はたして藤兵衛の脳裏にある疑念が浮かぶが、その頃、亡妻の生家・藤田屋にも投げ文が舞い込んでいた。緊迫のシリーズ第六弾!
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