妻がガンで逝ってしまった。61歳だった。
1年あまりの闘病生活で伴侶を亡くした樋口裕一さん。家族が悲しみ、うろたえるなかで、妻ご本人はただ一人泰然とし、「あっぱれな最期」だったといいます。なぜ妻のような「凡人」が、そんな最期を迎えることができたのか? その答えを探す思索の旅を綴ったのが、樋口さんの新刊『凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養』です。
天才・モーツァルトや壮絶な死を遂げた正岡子規、そして夏目漱石ら古今東西の文学者・哲学者の死生観を渉猟するなかでわかってきたのは、安らかに悔いなく「あっぱれ」な最期を迎えるのに必要なのは、地位でも名声でも特別な才能でもない、ということでした。
本講座では、世界の先人たちのさまざまな死生観に触れるとともに、樋口さんが伴侶の死を受け入れ、その悲しみを乗り越えた経験を通して、「凡人」である私たちは、どうしたらあっぱれに生き、あっぱれに死んでいくことができるかを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
※会場参加の方には幻冬舎新書『凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養』を当日お渡しいたします。やむを得ず欠席された方には後日郵送いたします。また、当日のオンライン配信URL、後日アーカイブURLもお送りいたします。開催後ご視聴いただけます。
講座概要
<日時>
3月16日(土)14時00分~15時30分(開場13時30分予定)
<開催場所>
東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐9‐7
(東京メトロ副都心線「北参道」から徒歩1分
またはJR・都営地下鉄線「代々木」から徒歩7分)
※会場には駐車場・ 駐輪場がありません。公共交通機関をご利用ください
※会場には飲料水の自販機がありません。飲み物は各自あらかじめご用意のうえお越しください
※会場参加チケットをご購入の方にはオンライン参加のURLもお送りします
<アーカイブ配信について>
3月18日(月)18時までにメールにてアーカイブ動画の視聴URLをお送りいたします。
当日ご参加いただけなかったという方も、そちらでお楽しみいただけます。
4月15日(月)23時59分まで視聴可能です。
講師プロフィール
樋口裕一(ひぐち ゆういち)
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、