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神様、福運を招くコツはありますか?

2019.03.16 公開 ポスト

誰でも簡単にできる!憑いた幽霊をお祓いする方法桜井識子(神仏研究家、文筆家)

縁起物で運を強くする方法は? 病気には祈祷が効く? 神様はどんな人が好き? 人は死んだらどうなるの? スピリチュアル好きから圧倒的支持を集める桜井識子さんの著書、『神様、福運を招くコツはありますか?』は、こうした「見えない世界」の疑問にズバリ答えてくれる一冊。なんだか最近、うまくいかないな……とお悩みの方、神仏を味方につけて人生を「幸転」させてみませんか? 今回は特別に、本書の一部をみなさんにおすそ分けします。

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幽霊を祓いたいときは神棚、塩、ローソクを用意する

どこかで軽くひょいっと憑いてきた幽霊は、離れていくのも早いです。まずはそのような軽い幽霊を離す方法です。

iStock.com/FOTOKITA

神棚があるお宅は、神棚に“新しい”お塩をあげて、灯明をし、「幽霊が憑いているかもしれないのでお塩に祓うパワーを入れて下さい」とお願いします。ローソクの火を消してからお塩を下ろし、それをひとくち舐めます。窓を少し開けておき(幽霊が逃げる道を作っておきます)、お塩の残りを部屋の四隅に撒いて、少し経ってから掃除機などでお掃除をします。

ちなみに仏壇にいるご先祖様に幽霊を祓う力はなく、仏壇では祓うことはできません。

神棚がないお宅はこの方法が使えないので、神社仏閣に行って祓ってもらいます。山岳系神様がいる霊山に登れば一発で落ちますし、力のある神様がいる神社境内に長くいると高波動で落ちます。

たまに、「神社には落ちた霊がうようよいるから、行くとそれらを憑けることになる、行かないほうがいいと聞きました」というメッセージをもらいます。

神社の境内は高波動の空間です。幽霊がそこに入れるのは、境内より低い波動の人間の体に憑いているからです。そこで神様の高波動にさらされて苦しくなったり、神様や眷属にシャッと祓われると、人間からポロッと離されます。そうなると幽霊は単体になってしまい、その場にいることはできません。これは波動の違いで、その場にとどまることは無理なのです。

ですから、境内にうようよいるという状態にはならず、神社で幽霊が憑くことはありません(人があまり訪れない、神様が入っていない、怪しげな神社は別の話になります)。

神社の授与所に“清め塩”や“清め砂”があれば、いざという時のために買っておくことをおすすめします。これらのものは何かが憑いてきた時に、体にぬったり、お風呂に入れたり(お塩のほうです)、部屋に撒いたり、部屋の四隅に置くことで体や空間を浄化します。軽い幽霊程度なら祓うことができます。

お寺は神社とは雰囲気が違っていて、例えば空海さんの御廟とか、強い仏様がいるお堂内などは高波動の場所なので、幽霊は神社と同じく、物理的にいることができません。よって、その場に長くいると祓うことができます。お不動さんがいるお寺に行って手を合わせ、「祓って下さい」と直接お願いするのもいいです。一瞬で祓ってくれます。

道端に立つお地蔵さん(魂が入っている場合)などは、言葉で表現するのが難しいのですが、祓うというよりはその仏様の世界というか磁力が引き取ってくれます。ですのでお地蔵さんにお願いしてもいいのですが、魂が入っていない場合があったり、そばに霊が多くいることもあって、こちらはあまりおすすめではありません。

不意打ちで背中を叩いてもらう

次はちょっとしっかり憑いている場合で、家に神棚がなく、神社仏閣にも当分行く予定がないという時の方法です。

iStock.com/RomoloTavani

これは家族の誰かと一緒にどこかに出かけて(近所を10分ほど散歩する程度で構いません)、帰ってきた時に、玄関前で背中を叩いてもらう方法です。これはあらかじめ相談して決めておき、出かけている時にはその話は一切しません。

「じゃ、叩くよ~」「オーケー」などと話すと、聞いている霊のほうも身構えるので意味がなくなるのです。おすすめは、メールか何かでやり取りをすることですが、出かける前に話し合っておくのであれば帰宅するまでに時間が経っているので大丈夫です。

霊が憑いている人は、いきなりバシン! と叩かれれば「ハッ!」とします。「ドキッ」とすると言ってもいいかと思います。

その“心の動き”と、叩かれることで体に加わる“衝撃”が重要なのです。

元夫(2回目の結婚の夫のことです。婚姻は解消しましたが、人生のパートナーとして今でも仲良くしています)とは仕事帰りに待ち合わせをして、よく一緒に散歩がてら歩いて帰宅していました。夜ですから、たまに「ああ、今、乗ったな」ということがありました。

そのような時は、「あれお願いね」と言うと、元夫も「わかった」と理解してくれていました。合図をあらかじめ作っておいたのです。で、玄関前に来ると、いきなり元夫が背中をバシーン! と思いっきり叩きます。

その痛みと、急に叩かれて「ハッ!」となる心の動きで、幽霊はポロッと離れます。その隙に部屋の中に入るわけです。3~4回やったと記憶していますが、すべてちゃんと離れました。

この方法は1人ではできません。自分で叩くとなると、いつ叩くのか知っているので、心が「ハッ!」とならないのです。痛みだけでは幽霊は離れません。

「でも、玄関前で叩かれることがわかっているから、自分で叩くのも同じなのでは?」と思われるかもしれませんが、玄関前でも1分前なのか、45秒前なのか、10秒前なのかきっちりとした時間というか、その瞬間がわかりませんから、叩かれると心は「ハッ!」とします。

これが自分でするとなると、1秒の狂いもなくジャストで“今”と、わかるわけですからそこは全然違います。

離された幽霊は訳がわからず、一瞬キョトンとしますので、すばやく家の中に入ります。幽霊はその場に少しの間いますが、すぐに諦めて違う人を探しに行きます。もともと恨みなどの念は持っていないので、もう一度同じ人間に憑いてやろう、と根性を出してそこにじーっといる、ということはありません。

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この続きは書籍『神様、福運を招くコツはありますか?』をご覧ください。

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桜井識子 神仏研究家、文筆家

1962年広島県生まれ。霊能者の祖母・審神者の祖父の影響で霊や神仏と深く関わって育つ。1000以上の神社仏閣を参拝して得た、神様仏様世界の真理、神社仏閣参拝の恩恵などを広く伝えている。神仏を感知する方法、ご縁・ご加護のもらい方、人生を好転させるアドバイスなどを書籍やブログを通して発信中。最新単行本『ごりやく歳時記』のほか、『桜井識子の星座占い』『東京でひっそりスピリチュアル』『ごほうび参拝』『神様仏様とつながるための基本の「き」』『おみちびき』『死んだらどうなるの?』など著書多数。

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