生き方
100年ぶりにフランス・パリで開催されている五輪で、競泳の池江璃花子(24歳・横浜ゴム)は女子100mバタフライの準決勝で12位に終わり、上位8人による決勝進出を逃した。3大会連続の五輪だが、個人種目に限れば2大会ぶりの出場。不本意な結果に終わり、レース直後には早々と2028年ロサンゼルス五輪でのリベンジを誓った。
「この1年間の努力は何だったんだろう」
タオルを頭に被り、池江璃花子がプールサイドに座り込んだ。
決勝進出を目標に掲げながら、準決勝敗退。溢れる涙が止まらなかった。
「こんな形で個人種目が終わってしまったのはショック。すごく頑張ってきたつもりだったけど、この1年間の努力は何だったんだろう。悔しい気持ちと、何でできなかったんだろうという疑問がある」
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※この記事はWeb版GOETHEに掲載された記事を再編集したものです
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時代を自らサバイブするアスリートたちは、先の見えない日々のなかでどんな思考を抱き、行動しているのだろうか。本連載「アスリート・サバイブル」では、スポーツ界に暮らす人物の挑戦や舞台裏の姿を追う。
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