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夢みるかかとにご飯つぶ

2024.11.15 公開 ポスト

【夢ごは日誌】「月曜朝9時の送信予約で」みんなの土日守るマン、参上!清繭子

夢みるかかとにご飯つぶ』でエッセイストデビューした清繭子の、どちらかといえば〈ご飯つぶ〉寄りな日々。

「月曜朝9時の送信予約で」みんなの土日守るマン、参上!

今日も土日は守られたのであった……!

【前回までのあらすじ】みんなの土日守るマン(私)は、みんなの土日を守るため、金曜夜のメールの返信はあえてしないのであった――。「私は、アイツ即レスしねぇなって思われてもいい! みんな、この隙に休日を楽しんでっ!」

前回、この話を書いたらスレッズで思わぬ反響をいただいた。そして、みんなの土日守るマン(私)にあらたな相談が寄せられたのだ。

匿名希望さん「取引先の人が、『〇〇さんは土日休みだと思うから、確認は週明けでいいよ』って書いたうえで、土曜日に二通メールを送ってきたんです。目にしてしまった以上、返さないとこちらも気になって気になって。でもこれで返信すると、相手の気遣いを無碍にすることにもなるのか? と正解がわからず……。結局、一通は返して、もう一通は月曜日に返したんですけど、もやもやします。だったら最初から土曜日に送らないでほしい……!」

なるほどなるほど、このパターン、あるよね。

これは取引先の人がきっとお休みに入るにあたって、自分の仕事を済ませてしまいたかったんだろうね。ボールを自分が持っておきたくないだけで、返事は本当に急いでない。その気持ち、土日守るマン(私)もわかるナ。

そんなときは「送信予約」だっ!

週明けの朝9時に送信予約を設定し、メールを打っておけば、発信者は仕事を済ませた状態で土日を迎えられ、受信者は土日の間メールを目にしてやきもきせずに済む。この月曜9時の送信予約で、解決だっ!

ただ問題は、この取引先にどうやって「送信予約」の技を伝えるか……。もうこれは、ひとりひとりが土日守るマンになって、地道に普及させていくしかない……。

みんなで守ろう! みんなの土日!

関連書籍

清繭子『夢みるかかとにご飯つぶ』

母になっても、四十になっても、 まだ「何者か」になりたいんだ 私に期待していたいんだ 二児の母、会社をやめ、小説家を目指す。無謀かつ明るい生活。 「好書好日」(朝日新聞ブックサイト)の連載、「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」が話題のライターが、エッセイストになるまでのお話。

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夢みるかかとにご飯つぶ

好書好日連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」が話題の清繭子さん、初エッセイ『夢みるかかとにご飯つぶ』刊行記念の特設ページです。

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清繭子

エッセイスト。1982年生まれ、大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒。

出版社で雑誌、まんが、絵本等の編集に携わったのち、小説家を目指して、フリーのエディター、ライターに。ブックサイト「好書好日」にて、「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」を連載。連載のスピンオフとして綴っていたnoteの記事「子どもを産んだ人はいい小説が書けない」が話題に。本作「夢みるかかとにご飯つぶ」でエッセイストデビュー。

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