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飲み込めなくてもいいのにね

2019.01.28 公開 ポスト

魚が嫌いな寿司職人加藤拓也

昔、魚が嫌いな寿司職人という設定を芸人とやってた公演で披露した事がある。

設定はその名の通り大将は魚が嫌いで寿司のネタケースに5重の鍵をかけている設定だった。寿司ネタケースは銀行の金庫と同じ大きさ。魚が嫌いだと言う理由はコミュニケーションが取れないし臭いからだった。意味がわからない。無茶苦茶だ。

そいつは寿司を握る事をかなり嫌がった。マグロと言われれば鉄の匂いがと言い、サバと言われればアレルギーだと言う。玉子はすぐ握った。あとイカもすぐ握った。

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加藤拓也

1993年12月26日生まれ。大阪府出身。脚本家。演出家。監督。 「劇団た組。」主宰。わをん企画 代表。17歳で構成作家を始め、18歳でイタリアへ渡り、映像演出を学ぶ。帰国後、「劇団た組。」を立ち上げ。23歳で三越劇場作演出家の最年少記録を樹立。若手演出家コンクール2017優秀賞受賞。『部活、好きじゃなきゃダメですか?』では初の連続ドラマの脚本を担当。

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