「新しい服でいきなり人に会わない！」まず必要なのは自分になじませる“練習期間”あきやあさみ

「一年3セットの服で生きる」スタイリスト、あきやあさみさんの新刊『「一セットの服」で自分を好きになる』は、自信をもって生きるために、心を満たす服をまず「一セット」つくりましょう、という提案。7月6日（土）には、服を人生の味方にする実践的な講座を開催します。あきやさんの提案する服との付き合い方とは？　新刊より「練習」にまつわるパートを抜粋してご紹介します。

ファッションもひとつずつ突き詰めよう

服選びもいきなり「本番だ」と思うと大体の場合、上手くいかないものです。練習にはコツが何点かありますので、ぜひ参考にしてください。

①ピンポイントでアイテムを決める

まずは一度にすべてのアイテムに取り組むのではなく、自分が興味を持っている特定のアイテムに絞って練習しましょう。例えば「イヤーカフ」が気になったら、最初にパッと目についたものを購入するのではなく「今は練習期間だ」と心の中で唱えて、集中的に探します。

②ウェブで情報収集する

どんなデザインがあるのか、使っている人がどんな風に身につけているのか調べましょう。「アクセサリーショップをよく知らないな」ということでしたら、ZOZOTOWNなどのファッション通販サイトで「価格が高い順」に検索してみるのがおすすめです。雑誌やInstagramでスタイリングを参考にするのもいいでしょう。

③店頭で情報収集する

ウェブや雑誌、Instagramなどで気になったアクセサリーショップを実際に訪れ、店員さんに「イヤーカフ初挑戦なのですが、どれがおすすめですか？」と聞いてみましょう。着ている服のイメージや耳の形から、あなたに合ったものをアドバイスしてくれます。

④繰り返し試着（練習）する

店頭で試着してつけ心地を確かめましょう。「痛くならないか、首を軽く振ったときにすぐに落ちないか」など使用感を確かめて、全身鏡で全体のコーディネートを見ながらじっくり検討します。はじめて購入するアイテムであれば、５～10ブランド見てから決めましょう。「ピンポイント」で「何回も」探せば必ずこれだ！　と思うものが見つかります。

「新しい服」は試運転が必要です

「今までとは違った服が着たいな」と思ったときには必ず、「試運転」が必要です。たとえそのファッションがあなたにバッチリ似合っていたとしても、実際に街に出て「自分のなりたい気持ちに合っているかどうか」は、体験してみないと分からないからです。

例えば、「ちょっと主張が強め（派手なイメージ）のファッションをしてみたい！」と思ったら、持っている中で一番強い色の服を着て、アクセサリーをたくさんつけて外出してみましょう。

一人で電車に乗って隣の駅のカフェに行ってみたり、近所のスーパーに行ってみたりしながら気持ちを慣らしていきます。実際に外に出てみると、「意外といけるかも！」と思えることもあります。

試運転なしに、いきなり会社に着ていったり、友人とお出かけしたりすると、心の準備ができずに「失敗した」と思ってしまい、あれよあれよとクローゼットの奥に追いやって「着ない服」になってしまうことがあります。

「まずは練習あるのみ。違うと感じたら微調整していこう」と思えると新しいファッションにも挑戦しやすくなります。

私も新しい服を買ったときは、初日から人に会ったりせず一人で近所のコンビニや本屋さんに行って試運転しています。ショーウインドウに映った自分を見て「袖をもう少し折ってみようかな？」と着こなしの調整をしたり、「ヘアスタイルはおろしているより結んだ方がバランスよさそうだな」と考えたり、必ず何日か「練習日」を作ります。部屋の中で着るのと、実際に外で歩いたり動いたりするのでは違う発見があるものです。

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つづきは、『「一セットの服」で自分を好きになる」をご覧ください。

9月7日（土）には、あきやあさみさん講座「“なりたい自分”でどう生きる？ 服で人生を動かそう！」を開催！

会場チケットは完売ですが、オンラインはまだまだ受付中です。内容・申し込み方法は幻冬舎カルチャーのページをご覧ください。