
「あな番」「真犯人フラグ」の再来!?THE・考察ドラマ、始まる。
世に考察ブームを巻き起こしたドラマ「あなたの番です」「真犯人フラグ」の主な制作陣が手がける、日本テレビ「恋は闇」(水曜 夜10時~)の放送がはじまりました!
放送開始前から考察の匂いがぷんぷん。
胸に期待を膨らませて第1話を観た感想ですが……まさに“THE考察ドラマ”。
最高ですね。
まだ怪しいのか一切わからない田中哲司さん(野田昇太郎役)の意味深なワンカット。
明らかに真犯人っぽいけどそうじゃないんだろうな~という志尊淳さん(設楽浩暉役)の役回り。
その全てが考察ドラマあるあるすぎて、考察ドラマ大好きな私たちは「これこれ!」と大興奮。
しかし! 意外だったのが胸キュンシーンの多さです。
連続殺人事件という重いメインテーマを緩和させるかの如く、恋愛ドラマの代名詞“火10枠”に引けを取らない胸キュンシーンにアラサー3人は絶叫。
このドラマはただの考察ドラマと違う……そう確信しました。
この連載記事と私たちの考察動画(YouTube)でメインディッシュの考察を楽しみつつ、甘酸っぱい胸キュンシーンをデザートの如く語り尽くしましょう!
「ホルスの目」殺人事件の真犯人は?
まずはメインディッシュ……真犯人考察をするためにこのドラマの内容を簡単に振り返ります。
1月1日、2月2日、3月3日、そして……4月4日。
なぜかゾロ目の日付に犯行が行われる連続殺人。
被害者は全員女性会社員で、その両目にはカラーコンタクトが付けられていた。
そんな被害者の様子から、一連の殺人事件は古代エジプトの神になぞらえて『ホルスの目殺人事件」と呼ばれる。
情報番組ディレクター筒井万琴(岸井ゆきの)と週刊誌のフリーライター設楽浩暉(志尊淳)は、この事件を追う中で出会い、徐々に惹かれ合っていくが……という本作のあらすじ。
劇中でも「中二病っぽいキャッチーなネーミング」と揶揄されていた『ホルスの目殺人事件』。
「あなたの番です」の“交換殺人ゲーム”もそうでしたが、連続殺人事件でありながらも印象的なネーミングが付いていると物語に入り込みやすく、考察意欲を駆り立てますよね。
そんな『ホルスの目殺人事件』ですが……今のところ真犯人はわかりません。笑
「おい、ドラマ考察YouTuberよ。どうしたんだ?」と思われるかもしれませんが、まず1話時点では情報量が少なく、決定的な証拠がないため真犯人まで辿り着くのは難しい……これがドラマ考察のセオリーです。
しかしそれでも考察するのがドラマ考察YouTuber。
この記事では敢えて普段の動画とは違う角度、メタ視点の考察でいきましょう。
冒頭の描写は浩暉(志尊淳)が真犯人のように描かれていますが、まあそんな訳ないですよね。1話のラストでも、事件現場に残されていた下足痕(現場に残された犯人の足跡のこと)が浩暉の靴と一致した描写があり、2話以降浩暉は犯人として疑われる展開に。
……残り9話もある中で それがそのまま真犯人なんてことは考え難い。
「序盤で疑われた人物、だいたい真犯人ではない。」
これも考察ドラマあるあるです。
もちろん例外はありますけど、ましてや浩暉は本作の主人公。彼はノーマークでいいかと思います。殺人事件に無関係ではないのは確かですが、真犯人ではないのは間違いないでしょう。
ここでは核心的なことを言及しませんでしたが、本職はドラマ考察YouTuberな私たち。
考察動画ではとある人物を怪しいと考察しているので、より考察したい方はそちらをご覧いただけたら幸いです。
まるで少女漫画のような胸キュン描写。
シリアスな殺人事件を追う中で盛り込まれる、万琴(岸井ゆきの)と浩暉(志尊淳)の胸キュンシーン。
「出会いは最悪! でも何か気になるんだよな、あいつ///」……なんて台詞はなかったけども、万琴の表情はまさに少女漫画によくある“それ”を物語っていました。
新たに起きた事件現場の取材で初対面の2人。
「ストップ。」と上着のフードを掴まれた万琴が振り返るとそこには!!!
少女漫画から出てきたかのような超絶イケメンの志尊淳……演じる設楽浩暉。
今回の志尊さん、金髪とその甘いマスクで二次元感がすごい。こんな週刊誌の記者いる……?
恋に落ちる瞬間を表したかのようなスローモーションの中、夜空に舞う桜の花びら。
「やだ、イケメン」……なんて事はこれまた言ってないのに、その心情を物語る岸井ゆきのさんの表情。人が恋に落ちる瞬間を私たちは目の当たりにしたわけです。

もちろん初対面で完全に好きになったのかは微妙なラインですが、あの瞬間に第一関門(顔審査)をクリアしたのは間違いないですよね。
昨今ルッキズムがどうこう騒がれていますが、ドラマの中でもちゃんとイケメン設定の浩暉。そうなんです。結局みんなイケメンと美女を求めてるんですよ。
そのイケメンさを遺憾無く発揮し、捜査対象の女性たちをメロメロにする浩暉。
万琴が取材に行く先々にいつも現れ、順調に取材を進めていく浩暉に嫌気が差し「私と組まなくたってネタ取れるじゃないですか。なんのために?」とイラつく万琴に、「可愛い子と組むとテンション上がる」と耳元で囁く、浩暉の会心の一撃。この攻撃には不機嫌な表情を見せた万琴でしたが、それもこの後の振りとしては完璧でした。
取材を進める中、事件の被害者が隠していたキャバクラ勤務という事実が明らかになるも、被害者の人生が世間に間違って伝わることを危惧し、その事実を報道しなかった万琴。
一方の浩暉は被害者への同情を集める内容で記事にし、見事に被害者は世間から同情を寄せられる。
はい、ギャップ萌え。普段のチャラい言動や危なっかしい行動で落としておいて、決めるところを決める浩暉。
その高低差が感情に突き刺さり、見事に惹かれていく万琴。いや~見ていて気持ちがいいですね。
浩暉はどことなく「花より男子」のイケメン御曹司集団“F4ハイブリッド体”のように感じるし、万琴は芯が通っていて物怖じしない牧野つくし感があるし、ミステリードラマでこんなにも“花男み”を感じられるとは思いませんでした。
後半戦の盛り上がりに乗り遅れるな!
今回の記事ではまさかの胸キュンシーンについての方が長くなってしまいました。アラサー独身男性も好きなんです。胸キュン。
しかし回を増すごとにSNS上での考察も白熱し、今後さらに盛り上がる事間違いなしです。というのも「あなたの番です」も後半戦の考察の盛り上がりが凄かったですから。
物語に大きな展開があるとSNS上でも話題になり、新たな視聴者が増えて考察も白熱するんですよね。
なのでこのドラマも考察のピースが揃えば揃うほど大きく盛り上がりと思うので、今のうちに1話の大事な考察のピースをメモしておくことをお勧めします!
では引き続き事件の行方、そして2人の恋の行方を私たちと共に見守っていきましょう!
著者:ケメ・ロジェ
ドラマイラスト:サク
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3人組ドラマ考察系YouTuber 6969b(ろくろっくび)による考察記事の連載がスタート!
今話題のドラマの真犯人は?黒幕は?このシーンの意味は?
物語を深堀りして、噛むようにじっくり味わっていきます。