第四巻『女城暗闘』(2013年3月15日初版発行)
<あらすじ>
大奥に将軍家斉の子を殺めた輩がいる……。小姓組頭・林出羽守は獅子身中の虫を炙り出すべく、大奥を探る女を用意せよと妾屋昼兵衛に厳命。白羽の矢が立ったのは仙台藩主の元側室・八重。だが、かつて体を張って彼女を守った大月新左衛門も場所が大奥では何もできぬ。女の欲と嫉妬が渦巻く大奥で八重の孤闘が始まった。読む手が止まらぬ第四弾!
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第五巻『寵姫裏表』(2013年9月25日初版発行)
<あらすじ>
大奥騒動、さらに炎上。立て続けに襲撃された妾屋昼兵衛は、大月新左衛門を用心棒につけ背後を洗う。だが、将軍家斉の子の暗殺疑惑に端を発する死闘だけに闇は深い。大奥で重宝され抜け出せなくなった八重。老獪な林出羽守に絡め取られる昼兵衛と新左衛門。内と外で繰り広げられる壮絶な闘いが、ついに炙り出した黒幕とは? 息もつかせぬ第五弾!
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第六巻『遊郭狂奔』(2014年3月10日初版発行)
<あらすじ>
妾屋稼業に安息なし。山城屋昼兵衛と大月新左衛門は、八重を妾にせんとした老舗呉服屋の主をやり込めたことで恨みを買った。その執念は町方を巻き込み、ついには吉原に飛び火。妾屋を潰して客を奪おうとの欲に駆られた吉原惣名主は、ご免色里の立場を利用して圧力をかける。命を顧みぬ刺客が山城屋に殺到。猛攻をはね返せるか? 波乱の第六弾!
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第七巻『色里攻防』(2014年9月20日初版発行)
<あらすじ>
妾屋を支配下に入れて復権を狙う吉原惣名主。欲に駆られたその姿は、まさに悪鬼。苦界から逃れたい女の悲哀につけ込んで山城屋に火を付けさせただけでなく、命を顧みぬ忘八に昼兵衛と新左衛門を襲わせる。八重の機転で林出羽守の後ろ盾を得た昼兵衛。だが既に吉原は、妾屋一党の絆にひびを入れる卑劣な計略を巡らせていた。絶体絶命の第七弾!
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最終巻『閨之陰謀』(2015年3月20日初版発行)
<あらすじ>
妾屋が命より大事にする帳面を奪わんとする輩が現れた。そこに書かれているのは、妾を囲えるほどの金と力を持つ男達の情報。悪用すれば弱みにもなる。徹底抗戦を覚悟した昼兵衛だが、頼みの新左衛門は手負い。しかも別の敵の影も見え隠れする。さらには新左衛門最愛の八重にまで魔手が伸び……。昼兵衛、最大の危機を防げるか? 圧巻の最終巻!
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