

捜査一課の浅野康長が細川春菜に捜査の応援を頼んだ殺人事件は謎めいていた。凶器は万年筆。被害者が突っ伏していた机上にはなぜかペン先の壊れた高級万年筆。傍らには『CASERTA』という文字に×印のメモ。それらが意味するものを探る二人は、万年筆が想像以上に奥深い筆記具であることに気づく。やがて突き止めた犯人とはいったい……?
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