短い断食が、寿命、美しさ、免疫にも重要な役割を果たす理由エリカ・アンギャル

コロナ感染症に対して、ワクチンの接種が始まりましたが、その効果は未知数です。エリカ・アンギャルさんが新刊『最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン』でお伝えするのは、私たちの身体が持つ天然の最強ワクチン「免疫システム」をより強化する方法。免疫はどんなに医学が進んでも、生活の中で自分で鍛えるしかありません。一部を抜粋してお届けします。

何も食べない時間で、細胞は修復され、再生します

何を食べるかということだけでなく、いつ食べるかということも重要です。朝食を意味する英語Breakfastはbreak（止める）とfast（断食）という２つの単語からできていて、断食を止めることを意味します。つまり、夕食から朝食までの何も食べない時間を断食と捉えているわけです。

実はこの短い断食が、寿命、美しさ、そして免疫にも重要な役割を果たしています。

私たちは日中、脳と体の活動のために大量のエネルギーが必要です。そのために何かを食べ、消化し、エネルギーを作り出します。しかし夕方以降は活動量が減るので、消化もスローダウンし、作り出すエネルギーの量も減ります。

睡眠中は、私たちの体内にはお掃除部隊が送り込まれ、老廃物を取り除き、細胞を修復・再生します。夕方以降に作られる少量のエネルギーは本来このために使われるべきものですが、夜遅くに夕食を摂って満腹のままで寝てしまうと、食べ物の消化に使われてしまいます。

そうすると朝起きた時に体がだるくなり、空腹感もなく、仕事に行く途中でコーヒーだけ飲んで朝食代わりにする……なんていうことになってしまいます。

この負のスパイラルを断ち切るにはどうしたらよいのでしょう？　次のトピックではその方法をご紹介します。

※続きは、『最強でエレガントな免疫を作る100のレッスン』をご覧ください。