「配偶者は異性に限る」と明確に定めた法律はないにもかかわらず、民法や戸籍法の「夫婦」という言葉が「男女」を差すとして、法律上の性別が異性どうしでないと婚姻が認められないとされている日本。昨今は、裁判や国会、世論などで一定の動きが出てきてはいますが、こうした動きが高まる10年近く前から「同性婚の法制化」を求めて活動し続けてきた「NPO法人EMA(いーま)日本」の代表を務める寺田和弘さんに、活動を始めたきっかけと、現状の壁、今後の展望などについてご寄稿いただきました。
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家族にすら本当の自分をわかってもらえない孤独
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結婚って何?
<第一弾>事実婚や別居婚、別姓に向けたペーパー離婚など、典型的な結婚制度や生活スタイルに不自由を感じ、自由な形を模索する人が増えてきている今、あなたにとっての「結婚」とは。
<第二弾>社会の意識の変化、要望があっても、“選択的”夫婦別姓や同性婚の法制化が進まないのはなぜなのか。「夫婦同姓」でないと認められない権利や利益とは? 夫婦別姓の各国事情は? 婚姻制度の不平等を考える。
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