いやはや半ば予想していたこととはいえ、いきなり木村さんに全否定を食らいましたね、たはは……。まー今回始めてみたこのシリーズ、飲み屋で赤ら顔のおっさんが傍目を気にせず上機嫌で自説を垂れ流すスタンス――あるいは文体で統一したいと思っているわけです。それを早めにご理解いただきたく、敢えて選んだのが、このところ世界的にチョー旗色の悪い、この喫煙ネタ。うんうんオレは間違っていない……計算通りだ……よしこのまま独善で突っ走るぞ!!
とにかくねえ、オレは十代からタバコをスパスパ吸い続けて、現に48歳までピンピンに生きて来たわけですよ。大病なんてしたことない。一応五体満足なガキも生んだ。それをもってして「健やかなまま、すでにほぼ天寿を全うしたようなものです、神様ありがとう!」と本人が思ってんだから、なんも問題ないでしょ。50近くになってまで「まだ人生やり残したことがある」なんて、トロトロ生きてきた怠慢野郎の言い草。オレなんかもうすっかり「気分は余生」ですからね。どうせ肺癌か喉頭癌あたりで死ぬだろうけれど、「Born to飲酒&喫煙」な我が人生に悔いなしですわ、はっはっは――。
とはいえ「喫煙の是非」は今回の主題ではないので、ここに長居はせず先に進みましょう。主題は「taspoなんていうややこしいテクノロジー使ってまで、未成年者の喫煙を必死になって防止する意味が本当にあったのか?」ということです。
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濃かれ薄かれ、みんな生えてんだよなぁ……
「とにかく信じられないくらい文章がうまい。ほれぼれしちゃう」とよしもとばななさんも絶賛。アーティストの日常からアートの最前線まで、第8回坂口安吾賞受賞、天才の頭の中身をエッセイで!
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