著者初の自伝的小説!
『永遠の0』『海賊とよばれた男』を凌ぐ怪物的傑作、とうとう文庫化!
一生に一作しか書けない小説。
『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。
しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。
チンピラに誘われて組事務所を手伝うことになるのだが――。
激動の昭和を駆け抜ける、著者初の自伝的ピカレスクロマン。
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