百田尚樹の幻の処女作にして、最高傑作。
著者史上最も破天荒な主人公・作田又三が、 激動の昭和を駆け抜ける!
一生に一作しか書けない小説。
『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。
――百田尚樹
●あらすじ
高校を卒業して中堅スーパーに就職した又三だが、失恋を機にたった3カ月で退職。
一念発起して大学受験に見事合格するも直情的な性格が災いし、過激派が集うサークルの先輩・沢子や、世間知らずのお嬢様・純果との恋は迷走。
「お前の生き方は、すべて女で決まるのか」
友人の言葉を背に、恋多きトラブルメーカー・又三の流転の人生が加速する。
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