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『血の轍』ドラマ化記念 相場英雄の世界

2013.12.26 公開 ポスト

特集 相場英雄の世界

連続ドラマW『血の轍』の
撮影現場へ潜入!!相場英雄

来年の1月19日(日)からWOWOWで放送されるドラマ『血の轍』の撮影現場を相場英雄さんが訪ねた。ドラマの内容に対する楽しみがグッと大きくなったと同時に、自身の創作活動にも刺激を受けたようだ。

→プロモーション映像をいち早く見たい人はこちら(WOWOWオンライン)から

 

  12月中旬、よく晴れた日の夕刻、相場さんが東京都内の某スタジオに入った。上梓した作品が映像化されていく過程を垣間見ることについて、相場さんは「自分が頭の中で描いたシーンを思い浮かべ、作中のキャラクターたちがどのように動くのか。自分なりに再現フィルムを上映してみる。自分なりのカット割ができているので、それがどの程度再現されるのか。ドキドキしている」と心境を語った。
 

 相場さんはまず、出演者や監督、プロデューサーらと挨拶を交わし、談笑。その後、照明のセッティングや小道具のチェックを入念に行う制作スタッフを観察していた。
 

撮影シーンが映るモニターを息を潜めて見つめる。著書が数多く映像化されているからか、その視点は専門的だ。

 そして、数回のリハーサルを通して、いよいよ本番。この日の撮影は犯人を特定していく警視庁捜査一課内の模様を描いた重要なシーンだ。モニターを食い入るように見つめていた相場さんは、「自分のカット割が、いかに稚拙であったか。プロ中のプロであるスタッフさん、キャストの皆様が創り上げたシーン一つひとつが、遥かに素人のカット割を凌駕していた」と驚嘆の声を上げた。
 

警視庁捜査一課の部屋の一角。画面までリアルに。
セットの細部までチェック。

 滞在時間は約2時間、瞬く間に過ぎた。ドラマ完成に向けた相場さんの期待は、ますます膨らんでいる。
「原作は、自分の作品の中でもいちばんスピード感のある作品。本編は、さらに速度が上がっているはず。一シーンも見逃せない作品に仕上がっているはず。一視聴者として、ワクワクしながら待ちわびている」

 


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『血の轍』ドラマ化記念 相場英雄の世界

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相場英雄

1967年新潟県生まれ。元時事通信社記者。主な著書に『震える牛』(小学館文庫)、『血の轍』、『KID』(ともに幻冬舎文庫)、『トップリーグ』  『トップリーグ2/アフターアワーズ』(ともにハルキ文庫)。近著は『血の雫』(幻冬舎文庫)、『レッドネック』(ハルキ文庫)、『マンモスの抜け殻』(文藝春秋)、『覇王の轍』(小学館)、『心眼』(実業之日本社)、『サドンデス』(幻冬舎)、『イグジット』(小学館文庫)『ゼロ打ち』(角川春樹事務)、『マンモスの抜け殻』(文春文庫)。『フェイク・フィクサー』(小学館ストーリーボックス連載中)、『ブラックスワン』(小説幻冬連載中)。

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