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カニカマ人生論

2020.09.09 公開 ポスト

よっちゃん清水ミチコ

小学三年生の時のこと。隣の町内に住んでいる、よっちゃんという女の子と、たまたま同じクラスになりました。私は花里町五丁目で、よっちゃんは六丁目。彼女はクラスで一番というより、学校では特殊な部類に入るような美少女でした。しかも成績は抜群で、運動神経もよく、何より性格が明るく、まさにまぶしい存在。「クラス委員は誰にしますか?」と先生に聞かれると、誰かが必ずよっちゃんの名前をあげ、推薦したりして、人望まであった彼女はお笑いも大好き。気がつけば私たちはだんだん仲良くなっていました。

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清水ミチコ

岐阜県高山市出身。1986年渋谷ジァンジァンにて初ライブ。1987年『笑っていいとも!』レギュラーとして全国区デビュー、同年12月発売『幸せの骨頂』でCDデビュー。以後、独特のモノマネと上質な音楽パロディで注目され、テレビ、ラジオ、映画、エッセイ、CD制作等、幅広い分野で活躍中。著書に『主婦と演芸』『「芸」と「能」』(共に幻冬舎)、『顔マネ辞典』(宝島社)、CDに『趣味の演芸』(ソニーミュージック)、DVDに『私という他人』(ソニーミュージック)などがある。

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