「百の練習より、一回の本番。キミまず、場数を踏まなきゃダメだよ」と永六輔さん。聞いたことのなかった「バカズ」という語呂に、口角があがってしまいそうな私でしたが、永さんのラジオやライブのゲストとして、何度かお声をかけていただきました。そんな時は私も(この方の期待にこたえたい!)と張り切ってました。
そんな永さんご本人の活動は、「自分の芸能活動は自分で決める」という風で、旅好きでもあることから、しょっちゅう地方に出向いてはそこで講演などしながら、土曜日はラジオのために赤坂へもどる、というライフスタイルのようでした。私のふるさとである高山からハガキをいただいたこともあります。まさに「遠くへ行きたい」(作詞・永六輔 作曲・中村八大)です。日本中を旅しながら、口だけで生きていける。フーテンの寅さんが実在していたことになります。(映画みたいな、こんな生き方が本当にできるんだなあ)と、驚きと尊敬が入り混じりつつ感服。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン