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残照の頂 続・山女日記

2021.11.08 公開 ポスト

ブックジャーナリスト・内田剛さんより

山は変わらない、けれども人は変わる。湊かなえ(作家)

湊かなえさん待望の最新刊『残照の頂 続・山女日記』。11月11日の発売にさきがけて、ブックジャーナリスト・内田剛さんより、POPとコメントをいただきましたので、ご紹介します。

山は変わらない、けれども人は変わる。そのことを確かめるために人は山に登り続けるの かもしれない。まるで生まれる前から約束があったかのように。さらに一歩踏み出す力と立ち止まる勇気。どちらも大切だとこの一冊は教えてくれる。ーー内田剛(ブックジャーナリスト)

関連書籍

湊かなえ『残照の頂 続・山女日記』

亡き夫への後悔を抱く女性と、人生の選択に迷う会社員。失踪した仲間と、共に登る仲間への、特別な思いを胸に秘める音大生。娘の夢を応援できない母親と、母を説得したい山岳部の女子大生。……日々の思いを噛み締めながら、一歩一歩山を登る女たち。山頂から見える景色は、苦くつらかった過去を肯定し、これから行くべき道を教えてくれる。

湊かなえ『山女日記』

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。

湊かなえ『往復書簡』

手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりで明かされる。衝撃の結末と温かい感動が待つ、書簡形式の連作ミステリ。

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残照の頂 続・山女日記

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湊かなえ 作家

1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。08年、同作を収録した『告白』でデビュー。12年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。著書に『少女』『贖罪』『Nのために』『夜行観覧車』『往復書簡』『花の鎖』『境遇』『サファイア』『白ゆき姫殺人事件』『母性』『望郷』『高校入試』『豆の上で眠る』など。

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