ブラック・フライデーのセールで83歳の父にUGGのモコモコのブーツを買ってあげることにした。
春の終わりに父が僕と同じマンションに引っ越して来た時、父に普段使いの履き物として僕の履かなくなったcrocsのサンダルをあげた。父が長年住んでいた郊外の実家は、最寄り駅から山をひとつ上り下りする高低差のある場所に建っていたので、老人の足元には突っかけて歩くようなタイプのサンダルはあまり向かないという状況があったのだが、移り住むことになった都心の我が家の周辺は比較的、平板な立地なので父は以来、どこにでもcrocsを履いて出かける。
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美しい暮らし
日々を丁寧に慈しみながら暮らすこと。食事がおいしくいただけること、友人と楽しく語らうこと、その貴重さ、ありがたさを見つめ直すために。